劇場版「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」を鑑賞してきました!
私自身「コード・ブルー」は2017年に放映された3rdシーズンしか視聴したことがありません。
過去の1stシーズンと2ndシーズンはまったくノーチェック。
また劇場版公開直前に放映された劇場版の前日譚「コード・ブルー 特別編 -もう一つ
の戦場-」は途中まで視聴。
そんな中途半端にかじった状態で観に行った劇場版「コード・ブルー」。
結論から申し上げると「ものすごく良かった」です。
というわけで今回は劇場版「コード・ブルー」の感想について書いてみました。
ドラマを観ていない人は劇場版を見てはいけない
劇場版「コード・ブルー」を鑑賞するにあたり、一番大切なことをひとつお伝えしておきましょう。
それは「ドラマを観ていない人は劇場版を見てはいけない」ということ。
テレビでCMをバンバンと流し、劇場版の前日譚となるスペシャルドラマなど放映するなど、とにかく宣伝しまくっていた劇場版「コード・ブルー」。
この宣伝だけを観て「面白そう」と感じ、劇場版「コード・ブルー」=初「コード・ブルー」という人の少なからずいることと思います。
そしてその大半に人たちはこう思ったのではないでしょうか?
「全然おもしろくない」と。
劇場版「コード・ブルー」はドラマの延長として観るべし
「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」は1st、2nd、3rdシーズンの連続ドラマ放送に加えスペシャルドラマなどでも放送された人気のテレビドラマ作品です。
一番最初に放送された1stシーズンは2008年7月ですから、この劇場版「コード・ブルー」の公開年月から逆算すると、10年以上もの歳月が流れているわけです。
それだけ積み重ねてきた歴史を持つ作品なので、劇場版単品だけで楽しもう!という時点でそもそも無理があるんですよ。
かくいう私も3rdシーズンしか観ていないのであまり偉そうなことを言える立場ではないのですが。
そんな私が劇場版「コード・ブルー」を鑑賞した感想は、劇場版「コード・ブルー」は劇場版であって劇場版でない、ということです。
劇場公開しているものの、中身はドラマの延長である、ということ。
端的にいうと「スペシャルドラマ」ということですね。
ドラマ版を観ずに劇場版を批判するのはやめよ?
「ドラマ作品の劇場版は、ドラマを見ずに鑑賞するものじゃないよ」、という典型的なつくりとなっているのが今回の劇場版「コード・ブルー」。
過去のドラマを観たか、観ないかで評価が大きく分かれる、というよりもドラマを観ないことには評価しようがない作品となっているので、とりあえず劇場版だけみて内容を批判するのはやめよ?
まともに視聴したのは3rdシーズンだけの私ですが、今回観に行った劇場版「コード・ブルー」は「ものすごく良かった」です。
たとえ3rdシーズンだけでも観ておいてよかった。
というかそもそもドラマを観てなかったら、劇場版に足を運ぶことはまずなかったことでしょう。
劇場版「コード・ブルー」が初「コード・ブルー」というかたは、せめて3rdシーズンだけでも視聴してみませんか?
そしてもう一度劇場版を鑑賞してみてください。
絶対に違う感想を持つでしょうから。
劇場版「コード・ブルー」ではフェローのさらなる成長が見れるよ
3rdシーズンから登場した若いフェロー達。
劇場版においてはさらなる成長をし、各個人ごとにそれぞれ見せ場も用意されています。
名取颯馬(なとりそうま)
実力はあるが医師としての自覚と熱意に欠けるフェロー・名取は自分の進むべき道をしっかりと見極める
灰谷俊平(はいたにしゅんぺい)
優しい性格ながらも自信の欠如から常におどおどしているフェロー・灰谷は悩みながらも今まで以上に患者に寄り添う(さらに中国語も話す)
横峯あかり(よこみねあかり)
マイペースでおっちょこちょいだが明るい性格のフェロー・横峯は、同僚・雪村のアルコール依存症の母親を根気よく励ます
雪村双葉(ゆきむらふたば)
恵まれない家庭環境から飛び出し早く一人前になりたい、プライドの高いフェロー・雪村は、アルコール依存症の母親と向き合うことで過去のトラウマと戦う
2時間の劇場版という限られた時間の中でも、しっかりとした見せ場となっていますので、3rdシーズンでのフェロー達がどのように成長したのか?気になる人は劇場でチェックしましょう。
個人的に良かった、登場人物ごとのベストシーン
劇場版「コード・ブルー」には数多くの人物が登場します。
そこで個人的に登場人物ごとに良かったな~と思ったベストシーンについて挙げていきますね。
藍沢耕作(あいざわこうさく)
- 冒頭の緊急事態からの登場シーン(ベタだけど魅せ方うまくてカッコいい)
白石恵(しらいしめぐみ)
- ビデオレターでメッセージ(うしろで緋山がいそいそと荷物を整理)
緋山美帆子(ひやまみほこ)
- 断り続けたビデオレターでガチメッセージ(本気で泣いてるように見えた)
冴島はるか(さえじまはるか)
- 余命短い患者とのコミュニケーションシーン(結婚衣装の話がよかった)
藤川一男(ふじかわかずお)
- 藍沢のビデオレターを観ているシーン(感情の表現が絶妙)
橘啓輔(たちばなけいすけ)
- フェローの質問に答えるシーン(すごく納得した。私が)
正直「なんのこっちゃ?」と思われるかもしれませんが、劇場版を観た人なら「ああ~あそこね!」とわかっていただけるはず。
気になるかたはぜひ劇場版「コード・ブルー」を鑑賞してくださいね。
劇場版「コード・ブルー」はドラマ版の集大成としてふさわしい作品
劇場版「コード・ブルー」は劇場版にふさわしい内容となっているかどうかは別として、ドラマ版の集大成としてふさわしい作品になっています。
2時間という限られた枠の中でも、それはもう次から次へと緊急場面が畳み掛けてきて、正直見終わったあとはヘトヘトになりました。
また鑑賞中に涙が出すぎて、それが目にしみて目が開けられない!
というような、わけがわからない状況に陥ってしまい、ほんとうに困りました。
涙が出てることに気づいてなかったみたいです。(年かな)
劇場版「コード・ブルー」は全体的に緩急の付け方がうまく、冒頭での緊急事態が終わったと思ったら、笑いある日常シーン、かと思えば突然の病変!などなど、次から次へと思いもよらない方向へと展開がシフトするので、観ていてだれることがありませんでしたね。
ほんと、集大成としてふさわしい内容になってますよ。
逆に劇場版から観た人にとっては始まりにすぎません。
とりあえず私はもう1回観に行っておこうかな。
コメント