2019年のお正月にアニメ「ツルネ-風舞高校弓道部-」という作品がアンコール放送されていたので録画して視聴してみました。
年末年始によくあるNHKの一挙再放送に弱いんです、私。
とはいうもののこの記事を書いている時点では6話までしか見れてません。
中途半端でスマン。
というわけで、今回はアニメ「ツルネ-風舞高校弓道部-」のアンコール放送を視聴した感想について書きますね~。
作画がキレイだわ。さっすが京アニ。
第1話を視聴して真っ先に魅了されたのは、作画の美しさ。
登場するキャラクターもある程度リアルさを残したちょうどいいデフォルメで、動かすことを重視したデザインがとても好印象。
キャラクターとマッチする背景の美術も、弓道場が持つ独特の澄んだ空気感をみごとに表現していますね。
ちょっとした小物類まで手を抜かずに細かいディティールにこだわって丁寧に描いているところが実際に弓道してるんだな~という実感をわかせてくれます。
さすが京都アニメーション。
イケメン揃いだけど浮ついた雰囲気は(思ったより)ない
男5人、女3人の風舞高校弓道部は、いずれも美男美女揃いです。
今作で主にスポットが当たるのは男5人のほうなのですが、どいつもこいつもみんなイケメンです。
視聴する前はちょっとBLよりの作風なのかな?と勝手に想像していたのですが、実際に視聴してみると、それほど浮ついた雰囲気は感じませんでした。
確かにそういう役割を与えられたと思われるキャラクターはいるわけなんですが、ストイックなキャラクターとのバランスを考えると個人的にはちょうどいいのかな?と思います。
なかなか絶妙なバランス配分。
弓道ならではの所作に惹かれる
アニメ「ツルネ-風舞高校弓道部-」は、アニメならではの強みを活かし、弓道ならではの所作がたくさん見られます。
普通に生活していたら、弓道の所作を目にする場面なんてそうそうありませんから、私はそれだけでもかなり新鮮味を感じました。
私自身、弓道を見たのは国体の競技場に観に行ったときくらいですからね~。
弓を射るときの動作はもちろんのこと、入場から退場までの一挙手一投足がとても新鮮で、ずいぶんと興奮したものです。
実際、その国体のときの弓道場はずいぶんと一般の人で賑わっていましたしね。
そんな弓道の美しい所作をまさかアニメで見る日が来ようとは。
「ツルネ」を見ているとそのときの国体の記憶が蘇ります。
それだけ弓道の所作には惹かれるものがある、ということなのでしょうね。
私は弓道経験者ではありませんが、アニメ「ツルネ」は弓道の所作をしっかりと描いていると思います。
応援したくなるタイプの主人公
主人公の鳴宮湊(なるみや みなと)は風舞高校の1年生。
湊が弓道をはじめたきっかけは、母に連れられて見た弓道の「弦音(つるね)」の音に惹かれたから。
なかなか渋いきっかけだと思います。
めきめきと頭角を現し、実力を身につけていくのですが、中学生最後の試合で「早気(はやけ)」にかかってしまい敗退。
「早気(はやけ)」というのは野球のピッチャーでいうところの「イップス」のようなもので、頭ではわかっているはずなのに、反射的に矢を早すぎるタイミングで離してしまう症状のことをいいます。
この「早気」、はたから見るとたいしたことないように思ってしまいがちですが、人によっては10年以上も治せないこともあるくらい、克服が困難なものだそうです。
「早気」は精神的なものなので、人によって克服する方法はまちまち。
ひょっとしたら一生治すことが出来ないかも知れない。
一度は弓を置いた主人公・湊が、ふたたび弓を取るまでの過程はなかなか引き込まれるものがありましたね。
湊は間違いなく応援したくなるタイプの主人公だといえるでしょう。
まとめ
アニメ「ツルネ-風舞高校弓道部-」のアンコール放送を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
放送局がNHKということと、制作が京都アニメーションということで、作品としてのクオリティは文句なし。
ラックライフが担当するOPテーマ「Naru」も若々しい力強さに満ちていて、「ツルネ」という作品にぴったりだと思います。
「ツルネ」を見て弓道やりたくなった人も結構いるんじゃないでしょうか。
アニメ「ツルネ」は全13話ということで、この記事を書いている時点ではのこり2話。
とりあえず第12話が放送される2019年1月14日(月)までに、11話までのアンコール放送分をしっかりと視聴して、第12話に臨みたいと思います。
また一ついい作品に出会ってしまった。
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