アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」観てますか?
原作未読でタイトルだけに釣られて視聴したところ、ユニークな切り口によるひどいストーリー展開がとても面白かったです。
ハイドなジョーロと、ストーキング・パンジーに注目です。
ひどい展開(笑)
変わったタイトルの作品だな~と思ってたら、なかなかひどい展開を繰り広げていましたね(笑)
幼馴染のひまわりと生徒会長のコスモス先輩…この二人、たしかに思わせぶりな仕草が多くて確かに紛らわしい。
ひまわりは無駄にボディタッチが多いし、コスモスのセリフも思わせぶりなところが多い。
しかも二人とも全く同じ場面を目撃したことにより、サンちゃんに恋に落ちるという…しかも相談相手までまったく同じ。
土日を消費した鬼のような展開ですよね。
でも個人的にはそこに至るまでの展開の甘ったるさにちょっとウンザリしていたので、こういう展開はむしろウェルカム…はっきり言えば大好物であります。
ジョーロの裏表ギャップがひどい
告白か?…告白なのか?…というドキドキが裏切られてからのジョーロの裏表のギャップがすごかった。
鈍感系キャラをあえて演じていたとは…。
【オモテ面】のジョーロが鈍感系キャラだったのに対し、【ウラ面】ジョーロは表情にこそ出さないものの、けっこうなお点前の毒を吐き出しよる。
ひまわりは「ビッチ」、コスモスは「アバズレ」…実に容赦がない…けど気持ちはとてもよくわかる。
ジョーロの手のひら返しっぷりは見ていてとても気持ちいい。
むしろ清々しいと言ってもいいかもしれない。
こういう裏表はとても好きですよ。
お前ら棒か
結局、ひまわりとコスモスの二人のお願いを同時に引き受けたわけですが…これって逆に言えば二人のお願いを同時に邪魔する、ということでもあると思う。
ジョーロ的には人の恋路の成否などクソどうでもいいんだろうけど、貴重な時間を奪われることになる分、結局しわ寄せが来ちゃうのがツライところですよね。
それぞれ個別に相談にのったのはいいものの、チャンスを作ったところで、ひまわりとコスモスの二人は演技が棒。
ナチュラルに思わせぶりな態度は取れるのに、肝心な場面ではセリフが棒になる残念さ…なるほどこれが「ビッチ」と「アバズレ」と言われる所以か(違う)
ストーキング・ミス・パンジー
結局誰からも愛されない男ジョーロに、容赦のない毒舌を吐きながら近づいてきた少女・パンジー(三色院菫子)。
いかにも分厚そうな四角いメガネをかけ、もっさりとした三編みという地味な容貌ながらも、その口から吐かれる毒はかなり強い。
第一声が「豚小屋」ですからね…これはかなりの「ドS」と見た。
しかも土日のジョーロのこともばっちりストーキングしており、ひまわりとコスモスの会話も一部始終目撃している…この人こあい。
でも素材は絶対にいいはずなんだよな…毒はきつそうだけど。
毒舌ストーカーの告白
告白されたい相手からは利用され、告白されたくない相手からはしっかりと告白される…そんな素敵なストーリー。
わざわざお急ぎ便でベンチまで用意して再現しようとするあたり、この毒入りパンジーなかなか手ごわい。
しかもジキルとハイドの「ハイド側」のジョーロが好きというのですから…このストーカー、見どころありますね。
確かにジキル側のジョーロは見ていてちょっと気持ち悪かった…途中で見るのやめようかなと思ったくらい。
でもハイド側のジョーロが出てきてからの展開はよき。
パンジーとも悪い意味でいろいろと噛み合ってて悪くない。
これからは毎日お昼休みにおしゃべりタイム…拒否は拒否されて拒否権はナシ。
「俺を好きなのはお前だけかよ」にキレイにつながった。
謎多きパンジーとハイドなジョーロの関係がどのように進展していくのか?
とても楽しみです。
まとめ
アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第1話「僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ」を視聴した感想について書きました。
それぞれの身勝手な思惑がとても汚く交錯する展開が、個人的にはとても好みでしたね。
【ビッチ】ひまわりと【アバズレ】コスモスにまんまと利用され、三編みメガネの【ストーキング】パンジーに告白される素敵な展開は、1話目のつかみとしては申し分なし。
そしてパンジーがなぜジキルでハイドな主人公ジョーロを好きになったのか…?
気になるところですね…次回に期待したいと思います。
以上、アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第1話の感想でした!
- 第1話『僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ』
- 第2話『俺に襲い掛かる負のスパイラル』
- 第3話『俺はお前と会っていた』
- 第4話『俺がガンバった結果』
- 第5話『俺にしては、うまくいきすぎてると思ったんだよ……』
- 第6話『俺は、言う時は言う』
- 第7話『俺は意外な一面を知る』
- 第8話『俺の悲劇は気づくと始まってる』
- 第9話『俺なりに考えた結果』
- 第10話『俺だってたまには活躍する』
- 第11話『俺はいらないかもしれない』
- 第12話『俺が好きなのは……』
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