アニメ「賭ケグルイ××」観てますか?
蛇喰夢子と五十嵐清華、今回はとても対極的な性質をもつ二人によるギャンブル対決ですが、「理の女」五十嵐清華はどこまで夢子に喰らいつくことができるのか?
今回は「命」がかかってますから心配なんですよ。
五十嵐がね
というわけで今回は、
第10話
「理の女」
を視聴した感想について書きますね~。
理解不能者 vs 理解者
今回の五十嵐清華と蛇喰夢子の両者は桃喰綺羅莉からみると「理解不能者」と「理解者」。
とことん「理」によって思考する五十嵐清華は桃喰綺羅莉にとっては「理解不能」。
そして蛇喰夢子は敵対関係にありながらも桃喰綺羅莉の一番の「理解者」といえるでしょう。
五十嵐清華と蛇喰夢子の両名が桃喰綺羅莉に惹かれる理由が全く「正反対」というのがとても面白いですよね。
「理」だけでは届かないものがある?
合理的思考によって「最短」で突き進んだはずだったのに、先にゴールに到達したのは蛇喰夢子だった。
両者の勝敗を分けるポイントとなったのは「壁面の扉」。
五十嵐は合理的思考によって選択肢から外したのに対し、夢子は塔に対する好奇心と綺羅莉の意図を読み取り、壁面の扉もしっかりと開けてましたからね。
「理」を突き詰めすぎた五十嵐には「理解不能」な綺羅莉の意図はやっぱり理解できなかったようです。
それにしても蛇喰夢子に負けたときの五十嵐はとてもいい顔してたな~。
また新たな変顔のバリエーションの扉を開いた感じがする。
無意識の「理」に惹かれる綺羅莉
ギャンブルに敗れた五十嵐はその代償を支払うべく、塔から飛び降りる扉を選択。
潔すぎるほどにすんなりと扉から飛び降ります。
しかしなぜか後から綺羅莉が追っかけて落ちてきた!
綺羅莉に抱きかかえられながら二人して落下するわけですが、下にはクッションが敷いてあり、結果、二人は無傷で生きとる。
実は五十嵐が飛び降りるために選んだ扉は「正解」の扉だったんです。
蛇喰夢子に敗れ「赤の他人」として綺羅莉と「永遠の別れ」をしなければならなくなった五十嵐は、ショック状態でありながらも無意識の内に発動した「理」によって正解の扉を選んだんですね。
そして綺羅莉が飛び降りた理由は2つ。
- 清華が危険な姿勢で落下しないようにするため
- 自分が建てた塔なんだから、最初に飛び降りるのはワ・タ・シ♡
もちろん「不正解」の扉を選んだ場合は、五十嵐マジさよなら。
でも五十嵐清華は最後の最後で持ち前の「理」によって「正解」した。
「理の女」五十嵐清華の存在は綺羅莉にとってはやっぱり「理解不能」。
だからこそ惹かれる。
お互い「理解不能」だからこそ惹かれる関係性ってなんだかいいですよね。
「赤の他人」として再度スカウト!
「扉の塔」のギャンブルに敗れた五十嵐清華は、桃喰綺羅莉とは「赤の他人」になったわけですが、綺羅莉はふたたび五十嵐清華を会長秘書にスカウトします。
綺羅莉から「理解不能」だからこそ「惹かれる」と言われた五十嵐は、ここで初めて素直にただ「そばにいたい」と思えるようになるんですね。
別の綺羅莉のNo.1である必要はない。
そのことに気づいた時の五十嵐清華の心はまさに解放感に満ちあふれていましたね。
「理解不能」同士、これで真の「会長」と「秘書」の関係になれたんじゃないでしょうか。
人が誰か想うことを禁止なんかできない
五十嵐清華がギャンブルに敗れたときに賭けたものは、
桃喰綺羅莉との関係をすべて絶ち「赤の他人」として塔から飛び降りること
でしたよね?
塔からは確かに飛び降りましたが、もう一つの「赤の他人」についてはどうだったのか?
否!
五十嵐清華は最後の最後まで桃喰綺羅莉を慕い続けていました。
「赤の他人」の条件には桃喰綺羅莉を「想う」という行為も当然含まれています。
ギャンブルの勝者である蛇喰夢子は当然そのことにも気づいているのですが、夢子が導き出した結論は「人が誰か想うことを禁止なんかできない」という極々当然のものでした。
でもそれでいいじゃない。
まとめ
アニメ「賭ケグルイ××」第10話「理の女」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
五十嵐清華は蛇喰夢子のギャンブル相手として力不足感はあったものの、桃喰綺羅莉をひたすら慕い続ける姿はただただ「本物」としかいいようがありませんでした。
また五十嵐清華と桃喰綺羅莉、お互い「理解不能」だからこそ惹かれるこの関係性に私も惹かれてしまうものがありましたね。
綺羅莉の「No.1」でなくてもいい、ということに気づいた五十嵐はこれからは「より自然体」で会長のそばに居続けることができるんじゃないでしょうか。
ギャンブル中はストレスマックスだったであろう五十嵐にこんな清々しい結末が用意されているなんて思いもよりませんでしたが、とにかく今回も面白かった!
以上、アニメ「賭ケグルイ××」第10話の感想でした!
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