アニメ「ゴブリンスレイヤー」観てますか?
前回の第9話では、転移の鏡を利用してゴブリンチャンピオン達を一網打尽!剣の乙女の依頼を達成するだけでなく、剣の乙女本人をも陥落させてしまうという離れ業を成し遂げていましたね。
「水の街編」も完結し、次はいよいよ「牧場編」に突入するのですが、本来ならば「牧場編」は「水の街編」の後にくるお話なんですよね。
しかしアニメ制作スタッフの英断により「牧場編」を第1クールのラストに持ってくることになったわけで、個人的には大いに期待しちゃってます。
というわけで、今回はアニメ「ゴブリンスレイヤー」第10話「まどろみの中で」を視聴した感想について書きますね~。
ゴブスレはまどろみ、勇者パーティーは魔神王に戦いを挑む
水の街からの帰り道、ゴブリンスレイヤーが馬車の中でまどろむ中、女3人の勇者パーティーは世界の安寧のため、魔神王に戦いを挑みます。
銀等級冒険者のゴブリンスレイヤー達とは次元が違う実力を持つ、勇者、剣聖、賢者の3人ですが、実はこの勇者、幼いころにゴブリンスレイヤーに助けられているんですよね。
お互いに覚えていないようですが、原作小説「イヤーワン」の第1巻において、まだ駆け出しのころのゴブリンスレイヤーによって勇者の村が救われているんです。
その後、この少女は勇者として覚醒することになり、今に至るわけですが、もしもゴブリンスレイヤーがこの村を救うことがなければ、この勇者は存在していなかったかもしれないんですよ。
だからゴブリンスレイヤーは間接的に魔神王との戦いに貢献している、ともいえるんじゃないでしょうか。
ちなみにコミックス版だと2巻と3巻が勇者の村を救うお話になっています。
気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
今はもう思い出せない、姉のシチューの味
幼き日に牧場娘と口喧嘩になり泣かせてしまったあの日、姉につくってもらった大好物のシチュー。
何度もおかわりするほど好きだったはずなのに、今はもうどんな味だったのか思い出せない。
姉がゴブリンに蹂躙され、村が壊滅してからというもの、ひたすらゴブリンを殺すためだけに生きてきたため、牧場主いわく「タガがはずれてしまっている」ゴブリンスレイヤーにとって、もはや食べ物の味など何の意味もないのかもしれませんね。
ただ一つ、例外だといえるのは、ゴブリンスレイヤーの姉から教わったという牧場娘の作るシチューくらいでしょうか。
姉のシチューをどこまで再現できているかはわかりませんが、今のゴブリンスレイヤーにとってはかけがえのない一品、なんでしょうかね?
私はそうあって欲しいです。
超レア!すっぴんゴブリンスレイヤー
水の街でのゴブリン退治を成し遂げたゴブリンスレイヤーが目覚めたのは、下宿しているいつもの牧場。
長いまどろみはもう終わりです。
普段なら鎧兜をつけたままの状態で片目を開けたまま眠りにつくゴブリンスレイヤーですが、今回はめずらしく鎧兜をつけていません。
鎧兜をつけていない状態のまま、牧場にゴブリンの痕跡がないか丁寧に見回り、牧場主達と食事を取るのですが、ゴブリンスレイヤーが鎧兜をつけない「すっぴん」状態で食卓につくシーンはこれが初めてなんじゃないでしょうか。
違和感がすごい。
朝食後は、牧場娘と一緒に街のギルドへ運搬、ギルドに顔を出すと槍使いから話しかけられます。
ゴブリンスレイヤー本人だとは気づかずに気さくに話しかける槍使いがちょっと面白い。
どちらかというと普段の槍使いはゴブリンスレイヤーに対しては無愛想で、どちらかというと苦手な感じをはっきりと出しているのですが、こうやって気さくにゴブリンスレイヤー(とは気づかず)に話しかける姿は人懐っこくて好感が持てますね。
合流した魔女はゴブリンスレイヤーであることに気づいているようでしたが。
魔女の挨拶のひとことがなければ、受付嬢も素顔のゴブリンスレイヤーと対面できたかもしれないので、そこは少し残念でしたね。
ちなみにこの槍使いと魔女、二人がパーティーを組むきっかけを作ったのも実はゴブリンスレイヤーなんですよ。
気になる方は外伝「イヤーワン」第2巻をチェックしてみましょう。
ゴブスレ最大の理解者?武器屋の親方はよくわかってる
すっぴん姿のゴブリンスレイヤーが次に向かった先はいつもの武器屋。
修理に出していた装備を引き取りにきたわけですね。
ゴブスレさんのすっぴん姿、はやくも終了です。
ゴブリンスレイヤーが冒険者になりたての頃からの行きつけのこの武器屋、親方の存在がとてもいいんですよね。
ゴブリンスレイヤーの今の装備に至る根幹部分を担っているだけでなく、ゴブリンスレイヤーがなぜこの装備を選択したのか?という理由についても熟練職人ならではの鋭い考察で深い理解を示しています。
弟子がなぜミスリルの鎖帷子や魔剣を使わないのか?という疑問を口にしますが、親方はそんなヤツは「マンチキン(腰抜け)」の一言で切り捨てます。
この親方、ある意味ゴブリンスレイヤーの最大の理解者といってもいいかもしれませんね。
面倒見のいい重戦士、残念美人の女騎士
同じ銀等級冒険者である重戦士が同じパーティーである少年斥候、そして別パーティーの新米戦士に訓練をつけているところを見かけたゴブリンスレイヤー。
話しかけてきた女騎士によると、新米戦士が訓練の様子をじっと見てくるものだから、ついでに稽古を付けてあげているようです。
この重戦士、辺境の街の中では一番銀等級らしい冒険者と言えるかも知れません。
見た目と人格と実力がともなった、とてもバランスの良い重戦士。
一方、同じ銀等級の女騎士。
彼女、実力は申し分ないのですが、性格がいささか残念な部分があり、原作小説を読んでいる限りでは、銀等級冒険者としてのカッコいい見せ場があまりありません。
コミックスではとても良い見せ場が用意されているんですけどね~。
「残念美人」と評されることが多い女騎士ですが、個人的にはそのギャップの大きさがとても魅力的に写ります。
訓練で息が上がった重戦士の加勢にいくと見せかけて、実は新米達に加勢に行くあたりがその「残念な」性格を雄弁に物語っていて面白い。
重戦士と女騎士、この二人は今後もちょくちょくと登場しますし、ゴブリンスレイヤーとの絡みもしっかりと用意されているので、要チェックですよ。
お昼だよ!全員集合!
いつもの装備に戻ったゴブリンスレイヤー、ふたたびギルドに足を運びます。
同じくギルドに来ていた女神官に怪我をした肩の具合について声をかけるなど、ゴブリンスレイヤー、無愛想なわりにそういった気遣いを意外と欠かさないんですよね。
受付嬢も加わり水の街の冒険の話しになるのですが、女神官の「あやうく死んでしまうところだった」と聞かされ受付嬢はひどくショックを受け、女神官は処女同衾の奇跡「リザレクション」のことを思い出し赤面してしまいます。
二人とも、かわいいぞ。
受付嬢は「水の街」からの手紙をゴブリンスレイヤーに渡すと、雑嚢の中に無造作に押し込みます。
送り主はいうまでもなく剣の乙女でしょうが、その様子を見たらさぞ気を落とすんじゃないでしょうかね。
大丈夫、彼に悪意はないから。
さらに妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶の三人も加わり、みんなでご飯に行こう、誘われることに。
すぐさま同意する女神官、同僚の監督官にOKをもらえた受付嬢。
対するゴブリンスレイヤーは断ろうとしますが、妖精弓手はグイグイきます。
そこへ登場した牧場娘。
監督官
う~ん、面白い
まさかのメンバーでの食事シーンが見られようとは・・・アニメならではのオリジナル展開に目が離せません。
受付嬢オススメのレモンと蜂蜜エピソードも上手に組み込んでましたしね!
また隣の席で訓練を終えた重戦士達が新米たちにご飯を奢るシーンもなかなかほっこりするものがあります。
剣の乙女、よく眠れるようになったんだって
剣の乙女からの手紙によると、ゴブリンスレイヤー達が水の街のゴブリン達を退治してからというもの、夢の中に出てくるゴブリン達にうなされることもなく、よく眠れるようになったそうです。
魔神をも倒す金等級の実力を持つ剣の乙女ですが、唯一の弱点ゴブリンに対しては、震えがとまらなくなるほど無力。
「ゴブリンが出たなら俺を呼べ」というゴブリンスレイヤーに見事に陥落された剣の乙女、今後もちょくちょくと出番があるので、彼女も要チェック人物のひとりであることは間違いありません。
勃発!妖精弓手vs鉱人道士!飲み比べ対決!
その日の晩、酒場で楽しく晩餐の時を過ごす女神官と3人の銀等級冒険者たち。
妖精弓手と鉱人道士のいつもの言い合いから、ついに飲み比べ対決へと発展してしまいます。
鉱人道士は火酒、妖精弓手はぶどう酒、というハンデマッチ戦です。
あとから酒場に入ってきた魔女が、さっさと賭けの胴元になるのは少し意外でしたが、そんな一面もあるんだな~とちょっと得した気分にもなりました。
妖精弓手に金貨3枚もかける女騎士、いくら大穴狙いとはいえその賭けは無謀にしかみえない。
しかも至高神につかえるはずなのに・・・やっぱり残念美女だ、彼女。
新米戦士も少ない稼ぎを妖精弓手なんかに賭けちゃダメだ。
それにしても妖精弓手って本当に短気だな。
とても2000歳とは思えない。
でもそこがいい。
ぶどう酒でグダグダになる妖精弓手は見ていてとても面白い。
その勝負の行方は・・・いうまでもありませんよね。
「先のこと」はわからない。けどゴブリンは来る。
2つの月を見上げるゴブリンスレイヤーが考える「先のこと」。
そして牧場娘が考える「先のこと」。
昼間に受付嬢から聞かされた冒険者の訓練場の話や、勇者達が魔神王を討伐した話を聞き、冒険者であろうと、そうでなかろうと、いずれは誰にも「限界がくる」ということに思いを馳せる牧場娘。
それはもちろんゴブリンスレイヤーにも当てはまることです。
いずれはゴブリンを殺せなくなる日がくる。
その日が来た時、どうすればいいのか?
それは牧場娘にはわかりません。
そしてゴブリンスレイヤーにも。
ちなみに妖精弓手の飲み比べ対決は早くも限界がきたようですが。(女騎士、残念)
牧場娘がそんな思いにとらわれる中、ゴブリンスレイヤーは大量のゴブリンの斥候の足跡を発見します。
牧場娘のいう「先のこと」はわかりません。
しかし「ゴブリン」は来る。
さあ、いよいよ牧場編、本格始動ですよ!
まとめ
アニメ「ゴブリンスレイヤー」第10話「まどろみの中で」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は嵐の前の静けさ、ということで全体的にほのぼのとした話しとなっていましたね。
また重戦士や女騎士、槍使い、魔女などにもスポットが当てられるなど、次回に向けての伏線も十分。
さらにアニメオリジナルのアレンジを加えることで、原作やコミックス既読の人でも新鮮に見える工夫がなされており、個人的にはとても楽しめる回でした。
アニメ「ゴブリンスレイヤー」も残すところあと2回となってしまいましたが、この残り2話は最高に盛り上がること間違いありません。
大きな期待を込めて、次週の放送を待ちたいと思います。
以上、アニメ「ゴブリンスレイヤー」第10話を視聴した感想でした!
- 第1話『ある冒険者たちの結末』
- 第2話『小鬼を殺す者』
- 第3話『思いがけない来客』
- 第4話『強き者ども』
- 第5話『冒険と日常と』
- 第6話『水の街の小鬼殺し』
- 第7話『死へ進め』
- 第8話『囁きと祈りと詠唱』
- 第9話『往きて、還りし』
- 第10話『まどろみの中で』
- 特別編『冒険記録用紙(アドベンチャーシート)』
- 第11話『冒険者の饗宴』
- 第12話『ある冒険者の結末』
コメント