2019映画「劇場版シティーハンター 新宿PRIVATE EYES」を観てきました。
約20年ぶりとなるアニメ化のため、当時と時代背景が大きく異なることから実際に観てみるまでは少し不安要素もあったのですが、観終わったらなんのことはなかった。
とにかく良かった
アニメオリジナルのスタッフが集結して制作された今回のシティーハンターは間違いなく傑作といえる仕上がりになっており、往年のシティーハンターファンも納得のいく作品だと感じました。
というわけで今回は、
を鑑賞してきた感想について書きますね~。
PVは冒頭のカーチェイスだったか
映画がはじまってすぐにテロリスト達との戦いが描かれるのですが、映画公開前のPVの映像はこのときのカーチェイスのシーンだったんですね。
香のドラテクがカッコよかった
劇場版にふさわしい安定のクオリティで描かれた戦闘シーンは、先制のジャブとしては申し分ありませんね。
声優さん達の仕上がりは上々
今回のシティーハンターはオリジナルのアニメ制作スタッフが集結しているということで、声優もオリジナルメンバーが集結しています。
約20年という時を経ながらも、声優さん達の努力により劇中での声の仕上がりは上々。
あっという間にシティーハンターの世界の中へと引き込まれてしまいましたね。
あの思い出のキャラクター達が声をそのままに新たな映像とともに楽しめる。
それだけでも個人的には至福の時間だったといっても過言ではありません。
当時のノリはそのままに現代と見事に融合
シティーハンターという作品が最後にアニメ化されたのは約20年前ということで、今では当たり前となっているスマートフォンは存在しておらず、インターネットも今のようには普及していませんでした。
また当時のノリと今のノリは当然違いますし、当時のノリをそのまま再現してしまうとおそらく「寒い」状況が生まれることは間違いないでしょう。
しかしながら、今回の映画シティーハンターは当時のノリをとても大切にしていて、臆することなく劇中で再現しまくってます。
さすがに「もっこり」は言葉だけにとどめていましたが、個人的にはその当時のノリを忠実に再現してくれたことが本当に嬉しかったですね。
香が生きてるだけで嬉しい
私はシティーハンターの中では槇村香という女性キャラクターが一番好きなのですが、続編に当たる作品「エンジェル・ハート」では香が死んだことになってしまってたんですよね。
そのことがあまりにもショックで今だに「エンジェル・ハート」は完全には読破していないくらいなのですが、今回の映画の中では香は生き生きとした姿を見せてくれます。
それだけでメチャクチャ嬉しい
ストーリーは王道。でもそれがいい
今回の映画シティーハンターはストーリー的には特にひねくれたこともせず、王道中の王道的な展開となっています。
だからといって面白くない、というわけではなく、だからこそ集中して楽しめる、という感じの面白さというか。
私の場合、今回のシティーハンターはストーリーそのものを楽しむというよりは、懐かしのキャラクター達との再会を楽しむ、という感じだったので、とにかく一分一秒でもキャラクター達の活躍を楽しむことに集中しました。
だからこそ、今回のような王道的な展開はむしろ望むところです。
過去のテーマ曲がバンバン流れる!
今回の映画「シティーハンター」では、過去に放送されたアニメの懐かしの名曲がバンバンと流れます。
ここぞといういいタイミングで流してくるもんですから、過去のアニメを楽しんでいた人にとってはたまらないものがあると思いますよ。
私もその一人
放送当時からいい曲だな~と思っていたのですが、今聞くとどれも想像していた以上に素晴らしい曲ばかりで驚きましたね。
特にEDのゲットワイルドは必見!
特にEDで流れる「ゲットワイルド」は映画公開前からわかってはいたものの、いざ流れると自分でもびっくりするくらい鳥肌が立ちました。
ED用に用意された映像もメチャクチャ合っていて、歌詞もしっかりと2番まで流すなど、かなり力が入っているのを感じましたね。
もうココまで来たら時代なんて関係ないな、とつくづく思いました。
キャッツアイもしっかり登場!
映画公開前から示唆されていたキャッツアイもしっかりと登場していましたね。
海坊主の喫茶店のオーナーという位置づけで、世界的な大富豪にして怪盗という触れ込みで登場したのですが、海坊主と美樹にとっては彼女立ちは天上人のような存在で、メチャクチャひれ伏してるのが面白かったです。
ある意味今回一番のチートキャラなのかも
出番はそれほど多くはないものの、重要なシーンでしっかりと活躍してくれるので見応えは充分にありますよ。
おなじみのテーマ曲もかかりますし。
またキャッツアイ読みたくなってきた
今回の海坊主は凄腕の傭兵というよりはマスコットキャラクター
海坊主は冴羽獠と互角の腕を持つ凄腕の傭兵なのですが、今回はその凄腕を披露しつつもどこか抜けたお可愛い部分を随所で発揮してくれます。
中でも個人的に面白かったのが、お店に設置しているロボット「海小坊主」に見せる愛着でしょうか。
店が破壊されたときに必死に探す様子や、修理して帰ってきたときのあの涙は、今回映画を観ていた中で一番ホッコリしたかも。
それでも戦闘ではやっぱりその実力をしっかりと見せつけてくれましたけどね。
特に肉弾戦は必見
でも最終的な印象はマスコットキャラクターでしょうか。
冴羽獠の魅力は普遍的だと思う
今回の映画における冴羽獠の立ち位置は新宿という街を守るもの、ということでプロのスイーパーとしての腕だけでなく、新宿の街の人々との触れ合いや絆なども描かれていて、より人間的な魅力を発揮しているように感じました。
時代が変わっても冴羽獠というキャラクターの魅力は一つも損なわれることなく、もうその存在は普遍的だと言ってもいいんじゃないでしょうか。
肉弾戦、銃撃戦ともに見せ方もうまかったですし、何より最後に見せた香との連携はシンプルながらも超カッコよかったです。
明暗を分けたゲストキャラクター
今回の映画では二人の主要なゲストキャラクターが登場します。
一人は今回の依頼人である進藤亜依。
もう一人はIT企業の社長であり、香の幼馴染である御国真司。
進藤亜依に関しては、過去の生い立ちから今に至るまでの経緯と心情がしっかりと描かれていたのに対し、御国真司に関してはなぜ今のような状況になったのか?という部分での掘り下げが不十分で、少し薄いキャラクターになっているように感じました。
このあたりの描写がほんの少しでもあれば、御国という人物にもっと深みや魅力が出たんじゃないかな~と少し残念に思いました。
そうでなければ、香の幼馴染という設定が活かしきれませんからね。
もうワンチャンあるか?
映画のラストで新たな依頼人が「XYZ」の文字を書き残す描写があったことから、ひょっとすると「シティーハンター」もうワンチャンあるんじゃないか?と個人的にはとても期待しちゃってます。
声優さん達が元気なうちに、できればあと1回くらいはオリジナルメンバーで劇場版アニメを制作してほしいところですよね。
今回1作だけ、というのはとてももったいないと思いますし。
でも映画館での客の入りがあんまり良さそうじゃなかったからな~。
まとめ
2019映画「劇場版シティーハンター 新宿PRIVATE EYES」を観てきた感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
結論を申しますと、過去にシティーハンターという作品を観たことがある人には絶対に観てほしい。
とくにアニメ版が好きだった人ならば、脳内にいろんな液が分泌されるのを実感できると思いますよ。
劇中で流れる数々のテーマ曲にクラクラし、EDのゲットワイルドで完全に持ってかれる。
楽しみ方は人それぞれだと思いますが、できれば劇場で公開している内に実際に足を運んで観てほしいですね。
劇場特典もついてくるよ!
以上、2019映画「劇場版シティーハンター 新宿PRIVATE EYES」の感想でした!
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