アニメ「スーパーカブ」観てますか?
思わぬ形で活躍した文化祭も無事終わり、だんだん寒くなってくる中、今回は椎ちゃんのお店にコーヒーお呼ばれするお話です。
コーヒーの神様
椎ちゃんは小熊と礼子がコーヒー欲しいときに現れる、コーヒーの神様のような存在でしたね。
文化祭も終わり、学校を包んでいた熱も冷め、いよいよ秋も深まる中、小熊と礼子の防寒対策はまだまだ進んでいない状態。
お互いに一人暮らしということで、予算も限られるため、缶コーヒーを買うことすらためらわれる状態。
礼子が入れた水筒のコーヒーの味はいまいちで、小熊の水筒の麦茶も似たりよったり。
二人の会話は年頃の女の子というにはちょっとサバサバとしたものなんだけど、もうこの頃になるとお互いへの遠慮も消え失せてて、むしろそれが見ていて心地いい。
そんな二人のちょっと不毛な会話の中、椎ちゃんがタイミングよくお店への招待を伝えに来る。
文化祭でのエスプレッソマシーンに味を占めた彼女は、自身のお店にも同じマシーンを奮発して購入したらしい。
文化祭のときのお礼はすでにしてはいるものの……どうやら椎ちゃんはもっと二人と仲良くなりたいようでしたね。
コーヒー好きの二人からすると、これは願ってもないお誘い……さっそく今日中に伺うと返事をすると、椎ちゃんもとてもうれしそうだった。
これはいいつながりができたものですね。
ブーメラン小熊
強引に礼子を防寒グッズ探しに連れ出した小熊さん……今回は見事なブーメランを決めていましたね。
欲しいものは妥協しない、滑り止め軍手崇拝者の礼子は、防寒の大切さについては重々承知していながらも、お店ではついつい関係のないグッズに目移りしてしまうんですね。
ちなみに今回はモデルガン……礼子ってちょっとミリタリー好きも入ってますよね。
そんな礼子を小熊は小うるさいオカンのように強引に軌道修正するのですが……今回は小熊が軌道から外れてしまう。
メスティンの弁当箱。
カブの防寒対策とは直接的には関係ないものの……礼子がいうところの「向こうからやってくる」状態になっちゃったんでしょうね。
それに小熊の場合、お弁当用途だけでなく、家でもいろいろと用途はありそうですしね。
お値段、税込み、1,200円……小熊にとっては決して安い買い物ではない。
でもこういう時、たいてい小熊は買ってしまう。
そして今回も買ってしまった。
見事なブーメラン。
もちろん礼子にもからかわれた。
でも、小熊は最後には開き直って、今回はこの弁当を買うためにきた、などと豪語していた。
だんだん自身の欲求に忠実になってきた感あるな。
こういう変化はぜんぜんキライじゃないですよ。
ハンドルカバーには勝てなかったよ
小熊がひょんなことから目にしたハンドルカバー……その誘惑にはさすがの礼子も勝てなかった。
カブとハンドルカバーの組み合わせは、礼子的には超アウト……まるでおじいちゃんみたいだから。
でも実用面を重要視する小熊は、ハンドルカバーの購入に一切の躊躇はなかった。
実際、ハンドルカバーをつけて走行したところ……小熊はその有用性を改めて実感。
嫌そうに顔をしかめてた礼子も実際に試したところ……次のシーンではニマニマしながらネットで即注文してた。
そして二人そろってハンドルカバーライダーに。
袖口から入り込む風をシャットアウトできるハンドルカバーは、礼子の崇拝する滑り止め軍手もそのまま使えちゃう。
ようやく防寒対策が一歩進んだ感じでしたね。
無国籍で無節操な椎の店
椎ちゃんの父親が営むカフェ「BEURRE(ブール)」は、いろんな意味で無国籍で無節操でしたね。
家族揃って欧米好きなのはいいけれど……父親はドイツ、母親はアメリカ、そして娘の椎はイタリア好きということもあってか、店の統一感がまるでない。
また店の場所も山の中の辺鄙なところということもあり、小熊達のほかにはほとんど客の気配もない。
椎の父は脱サラして今のお店を開いたとのこと……「商売はもう充分」という言葉から、そうとういい会社に勤めていたと思われる。
また、娘の友達に対しても丁寧な言葉づかいで接するなど、大熊チックな見た目に反してとても温厚で礼儀正しい。
椎ちゃんの優しさはきっと、このお父さん譲りなんだと思う。
とはいえ、経営方針については両者に意見は真っ向から対立……娘はドイツパンとアメリカンコーヒーを「まずい」とディスり、店のイタリア化を虎視眈々と狙ってる。
ただ、店で出すコーヒーのクオリティは本物で……小熊と礼子はそのコーヒーの美味しさに嬉しい驚きの様子だった。
また、椎ちゃんのお母さんがとても個性的でしたね。
赤ずきんちゃんを彷彿とさせるような赤いワンピースに白いエプロンドレス……椎ちゃんはそんなお母さんを小熊に見せたくなかったようで、ひどく恥ずかしそうにしていましたね。
小熊の態度は終始そっけないものだったけど……どうやら椎のご両親からはたいそう気に入られてしまったみたい。
どうも小熊って年上の人から好かれやすい傾向がある気がする。
シノさんしかり、教頭しかり、甲府一高の教師しかり……そして今回の椎のご両親。
このつながり、今後の小熊の人生において大切な財産になると思う。
その一環として、小熊には今後もこの無国籍で無節操なお店に通い続けてほしいものですね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「スーパーカブ」第8話「椎の場所」を視聴した感想でした!
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