アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」観てますか?
前回の第2話では二人目の少女ねいるとアイがお友達になるまでの過程が丁寧に描かれていましたね。
そして今回の第3話では二人の友情が順調に続く一方で、早くも3人目の少女が登場します。
3人目は元アイドル
大戸アイ、青沼ねいるに続く3人目は元アイドルの少女でしたね。
元アイドルの川井リカは、登場してそうそうにエッグの世界にて巨大なカッターを振り回す豪快な戦いっぷりを見せる一方で、助けたいはずの友の石像にはちょっと毒舌だったりするんですよね。
「デブ」とディスり、手汗を「キモイ」などという……はっきりいって登場早々印象悪い。
ただコミュ力は妙に高く、初対面のアイに対して馴れ馴れしい態度でお金を借りたり、その後アイのあとをこっそりつけて住所を特定……そのままねいるのお見舞いについてきてた。
お見舞いの果物も遠慮なくパクつくし、人の見た目についても遠慮ない物言いをする。
ねいるはそんなリカに対したちまち態度を硬化させていた。
リカは元アイドルということで、自分の容姿にそれなりに自信を持つ一方で、両親の離婚による影響か、ほとんど家に帰っていないような口ぶりだった。
そして腕には複数のカッター傷……派手な外見と馴れ馴れしい態度とは裏腹に、彼女もまた複雑な事情を抱えていることが伺えた。
アイやねいるとはまた違った意味で気になる存在ではありますね。
ねいるとアイの仲は良好
今回はリカの登場によりアイはかなり振り回されることになるのですが……その一方でねいるとの仲はとても良好な感じでしたね。
ねいるはいまだ病院から退院できず、医者からは無理なリハビリを注意される状況なのですが……アイとはSNSを通じてしょっちゅう連絡を取っており、前回にも増してアイに心を開いているように見えた。
世間に疎く、脳内が少しおこちゃまなアイには、ねいるの言っていることがよくわからない状況が少なからずあるものの……ねいるはそういうセンシティブな部分については深く説明することもなく、上手にスルーしていましたね。
精神年齢はアイよりねいるのほうがだいぶ上のようですね。
川井リカがこの二人の仲にうまく入り込めるといいのですが……とても気になるところです。
推しのためなら死ねる
今回のエッグの中身……推しのために後を追ったドルオタな二人でしたね。
今回はリカのエッグの世界へとアイが引っぱられる形となったわけですが……二人同時にエッグを割った結果、出てきたのはドルオタJK×2だった。
かつて自殺したアイドルを推していた二人は、存命中はパパ活をして資金を工面し、アイドルが死んだ際にはなんの躊躇もなく後を追ったという、まさにガチ中のガチなドルオタたちなんですね。
どこぞの世界には「推しが武道館行ったら死ねる」と豪語する強者もいるくらいだから、決してめずらしいことでもないのかもしれない。
決してあってはならないことだけど。
デブを取り戻せ!
リカが助けようとしている石像の女の子は、アイドル時代のリカのファンだったんですね。
リカはその子のことを「デブ」とか「財布代わり」とか言っていたけど……それはあくまでもリカが素直になれないだけ。
そのファンの子はリカに貢ぐために、万引に手を染めていた。
リカはその事実を良しとせず、アイドルとしてではなく、一人の友達としてあえて苦言を呈したのでしょうが……結果としてそのことが原因でファンの子は死んでしまった。
その時の遺体は「デブ」ではなくガリガリにやせ細っていたんですね。
そして今、リカはその「デブ」を取り戻せるなら、戦うことをいとわない。
その想いの強さは、小糸ちゃんを助けたいアイの想いを凌駕するほど。
この事実を知ったとき、リカに対する味方がガラっと変わった。
こういう見せ方、好きやで…‥もっとやってもええで。
小糸への不審と怒りを力に変えて
リカがエッグの世界で戦う理由が明らかになった一方で、アイが戦う理由である小糸ちゃんに関しては、まだまだ不明な点が多かったりするんですよね。
自殺した小糸ちゃんがクラスメイトからいじめられていたことは明らかになっているものの……そこに至るまでの過程についてはまだ明らかになっていない。
そこにはクラスの担任も関わってくるのですが……その担任の胸で小糸が泣く様子に、おそらくアイはなんらかの違和感を感じ取っていたんじゃないでしょうか。
担任には相談できて、アイには相談できない……二人は親友のはずなのに?
そんな小糸に対し、今回アイははじめて不信感と怒りを覚えることになるんですね。
個人的には、小糸ちゃんよりも、担任のほうにきな臭さを感じてしまう。
この担任、毎回のようにアイの母親と一緒にアイを待ち構えているのですが……最初は母親との関係を勘ぐっていたものの、今回の小糸ちゃんとの描写を見てからは、アイになんらかの釘を差しに来ているように思えてならない。
おそらくアイの記憶にはアイ自身が覚えていない、あるいは封印された「何か」があるものと思われる。
でもとりあえず今はリカの世界で戦う時。
その不信感と怒りを思う存分、年増のストーカーおばさんにぶつけて欲しい。
石化したリカの分まで。
まとめ
アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第3話「裸のナイフ」を視聴した感想について書きました。
今回登場した3人目、川井リカはアイやねいるとはかなり違うタイプのキャラクターではあるものの……その心の中に背負った想いは間違いなく本物だったと思います。
最初の悪い印象を一気に払拭してくれるシーンはいつ見ても心動かされるものがある……川井リカはまさにそんなエピソードを持った愛すべき人物なんじゃないでしょうか。
残念ながら今回のエッグの世界ではリカの力が及ばなかったため、残されたアイにまさに丸投げされてしまったわけですが……果たしてアイ単独で二人のドルオタを守り切ることができるんだろうか?
次回がとても気になりますね。
以上、アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第3話の感想でした!
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