アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」観てますか?
今回はエッグ世界の秘密について匂わせる描写がちらり。
ねいるの秘書とアカ、裏アカの会話に注目です。
いじられるねいる
単純にお家に誘っただけなのに、ねいるがいじられていましたね。
この4人の中では、ねいるはいじられキャラという立ち位置が確立されているんだろうか……。
それともリカと桃恵は本気でねいるの正気を疑っていたんだろうか……いずれにせよ、こうしていじられるねいるの姿は妙に愉快な気持ちにさせられますね。
アイに関しては平常運転……なにせアイはねいるの心を開いた第一人者ですからね。
ねいるがお家に誘ったくらいじゃアイはまったく動じない。
それにアイは一度ねいるの会社に招かれてますし。
とはいえ、こうしてねいるが誰かを家に招くような心境になったのは大きな前進とも言えるんじゃないでしょうか。
ねいるはもっともっといじられればいいと思う。
ねいるは試験管ベビー
ねいるはかねてから両親がいないと語っていたわけですが、文字通りねいるには本当の意味で親と呼べる存在がいなかったんですね。
ねいるは高IQの人間しか入れない組織の日本支部に所属しており、同じ組織に所属する優秀な人間による体外受精で誕生した経緯を持つ。
ゆえにねいるには肉親に対する感情はほぼ存在しないんですね。
ただ、受け継いだ遺伝子は文句なく優秀で、ねいるは学生でありながら大企業の社長という地位についている。
はっきりいって、アイ達とは住む世界がまったく違う。
そんなねいるがアイと友達になり、リカや桃恵とも友達になったのは、ある意味奇跡に近いと思うんですよね。
試験管ベビーがなんだ。
ねいるとアイ達は間違いなくお友達です。
夢を可視化する科学
ねいるの会社って夢を可視化するほどの超ハイテク企業だったんですね。
アイ達が戦うエッグ世界は夢の世界でもあるわけですが、夢を共有しない限り他人のエッグ世界はわからない。
いつも一緒に寝るわけじゃないですしね。
今回、この技術を使って見たのはねいるのエッグ世界だったのですが……そこにはねいるの友達である寿という少女が登場するんですね。
寿はアルビノ体質の美しい少女。
ねいると同様、非常に高いIQを持ち、好奇心旺盛で、とてもポジティブな一方で、彼女の研究テーマはずばり「死」なんですね。
何度も何度も臨死実験を繰り返すうち、ついには脳死状態の植物人間となってしまった。
そんな彼女がエッグ少女としてねいるの夢に登場するのですが……彼女の中において死というものは、決して忌避すべきものではなく……むしろ並行世界を証明する夢の扉なのかもしれない。
寿という少女は非常にエキセントリックな印象が強く、あのねいるですらなんだか普通に見えてしまう。
アイ達は夢の可視化によって、この寿という少女のひととなりを知る一方で、ねいるに突きつけられた選択の重さについても知ることになるんですよね……。
この装置、個人的には絶対に実用化してほしくない。
エッグ世界の秘密
今回はアカと裏アカ、そしてねいるの秘書の会話がとても興味深かったですね。
彼らはエッグ少女達を死にいざなった秘密について知っているようなことを話し合っていたわけですが、その秘密に関しては現在のところアイ達に秘匿されており、その判断の是非ついてはアカ・裏アカと秘書とで意見が分かれてる。
アカ・裏アカは秘密を教えたらアイ達が戦う動機が失われる考える。
秘書はその逆だと考える。
彼らの会話の内容と、夢を可視化する装置の登場から鑑みるに、このエッグ世界、おそらくですがねいるが所属する組織によって作られたんじゃないでしょうか。
ねいるのために。
あるいはねいる自身が作ったか。
前回はアイ達4人の少女たちのエッグ世界における様子が総集編的に振り返られていたわけですが……今回の話は寿から「並行世界」というキーワードも出てきたことにより、エッグ世界のあり方についていろいろと考えさせられるものがありますね。
次回がとても気になります。
以上、アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第9話「誰も知らない物語」を視聴した感想について書きました。
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