アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」観てますか?
前回は恐怖のAI少女・フリルの登場が物語の元凶であることが描かれていましたね。
最終回直前にこんなのぶっこんできて、果たして本当にダイジョブなの?
と密かに心配していたわけですが……今回はその心配が現実のものとなるお話です。
やっぱり終わらなかった
一応、今回の第12話で最終回ではあるのですが……本当の意味での最終回ではなかったですね。
前回の第11話では最終話直前にも関わらず、フリルという恐怖のAI少女を投入したことにより、風呂敷がさらに拡大。
とうてい30分という枠で畳み切ることはほぼ不可能状態になっていた。
しかも今回の12話では、11話でも少し触れていた「パラレルワールド」が具体的な形となって描かれた結果、別の世界線のアイがエッグ少女として登場、さらに風呂敷を広げてきた。
発売予定のBD/DVDでは12話までとなっていたので、多少時間を拡大してでも終わらせる可能性もあるのかな? と思っていたけど……どうやら「特別編」を2021年6月29日(火)深夜の放送するとのこと。
3ヶ月待ちかぁ~……。
それに特別編がどの程度のボリュームを見込んでいるのかはわからない。
個人的には最低でも1時間、希望としては2時間くらいのボリュームがほしいところ。
あるいは第2期もしくは劇場版へのつなぎという可能性もあるんじゃないでしょうか。
できれば尻切れトンボにならずに、きっちりと伏線を回収した上で終わらせてほしいものですね。
アイと小糸と沢木の関係
今回の第12話では、アイと小糸、そして沢木の関係性について少し踏み込んで描かれていましたね。
アイのワンダーキラーとして登場した沢木は、現実世界における沢木と異なり、これまで疑念に思っていた裏の顔がメインとなっている。
とはいえ、その裏の顔も、アイの疑念が創り出したものだそうで、結局のところ沢木の本性はわからない。
一方、小糸ちゃんのほうは、死に至る直前の状況のようなものが描かれていましたね。
おそらくアイは小糸ちゃんが死ぬ直前まで一緒にいたのでしょう。
一歩間違えば、アイも同じ運命をたどっていたくらいに。
アイにとって沢木は初恋の相手。
小糸は沢木にご執心。
沢木は小糸の気持ちをわかっていながらあえて無視していたみたい。
どうやら沢木は大人の打算的な汚い愛に失望しているようで……小糸とアイはそんな汚い大人になる前の、美しい子供のうちに「永遠」になろうとしていたようですね。
結果、小糸のいる世界線では小糸が死に、小糸のいない世界ではアイが死んだ。
とはいえ、結局のところ、小糸ちゃんと沢木先生が何を考えてるのかはわからないままなんですけどね。
アカと裏アカの真の狙い
前回の第11話では、タナトスvsエロス、という構図が浮かび上がっていたものの……今回のアカの話しぶりでは自殺した娘・ひまりを復活させることこそが真の目的みたいだった。
裏アカ自身は、フリルを倒すこと、だと思ってるようだったけど……おそらく自覚してないだけで、目的はアカと同じなんでしょうね。
たぶん、アカと裏アカはフリルを倒すことは不可能だと考えてるんじゃないでしょうか。
ひまりがエッグ少女として生まれる機会を待ち続け、それまでアイたちを使ってエッグ世界で戦わせる。
あわよくば復活したひまりを、パラレル云々関係なしに、再び自分たちの手元に置き、あの懐かしい日々の続きを享受したいだけのようにも思えるんですよね。
ただ、そのためには「ドット」や「ハイフン」といったフリルの作り出したお友達、今回はさらに「キララ(以下長いので省略)」に勝てる人材が必要……そしてアイに白羽の矢が立ったんですね。
残念ながら桃恵とリカは戦いから脱落。
ねいるはアカ&裏アカ側のためノーカン……というかそもそもねいるの立ち位置が今ひとつよくわからない。
ここから先はアイだけの戦いになってきそうな予感がするなぁ…。
アカと裏アカの真の狙いには若干の違いはあるようだけど……その目的を達成するプロセスについてはまだまだ謎がありそうですね。
その中で一番重要となってくるのがおそらく「パラレルワールド」なのでしょう。
これはおとなしく6月29日まで待つしかなさそうですね。
次回の特別編、期待したいところです。
以上、アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第12話(最終回)「負けざる戦士」を視聴した感想でした!
コメント