アニメ「神之塔」9話感想!持たざるホーの悲しき最期

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アニメ「神之塔-Tower of God-」見てますか?

 

 

今回は持つ者と持たざる者……両者の明暗がはっきりと分かれるお話です。

 

持つ者エンドロシの実力と、持たざるホーの悲しき最期に注目です。

 

 

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良くも悪くもザハードな生き方

 

 

エンドロシの生き方が良くも悪くもザハードでしたね。

 

エンドロシも例に漏れずザハードの姫になるべく養子に取られた口なのですが……彼女の環境は強さによって食事内容に大きく差がつく環境だったんですね。

 

まだ幼く弱かったエンドロシは、冷たいパンをかじり続ける毎日を過ごしていたとのこと。

 

やがて上位者の食事に興味を持つようになり……そしてエンドロシはその食事を独占するようになった。

 

他の養子達を皆殺しにしたんですね。

 

欲しい物を手に入れるためには躊躇なくそれを実行する……エンドロシはずっとこうして生きてきた。

 

そして今の彼女の目下の望みは……アナクと一緒に塔を登ること。

 

そんな彼女の生き様を夜は「間違っている」と指摘するも……塔を登る以上はエンドロシのような判断も当然必要になってくる。

 

エンドロシがアナクにこだわるように、夜もまたラヘルにこだわっている。

 

そのためには例え同じチームだろうが、いらない釣り師は排除する。

 

エンドロシは良くも悪くもザハードの姫なんですね。

 

 

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心が動いちゃしょうがない

 

 

夜はラヘルのことになるとちょっとキャラ変わりますよね。

 

基本的に争い事を好まないものだから、今回のエンドロシのような仲間同士での争いなんてもってのほか。

 

けれどもエンドロシが始動武器によって不意打ちを受けた際には、とっさに身代わりになるなど、自分自身の実の安全はまったく考慮していない。

 

一方で、ホーがラヘルを人質に取った際には、ホーのことを友達という一方で、ラヘルがナイフで刺されたとたんに、クォントから教えてもらったばかりの技を使って、一瞬のうちにホーを無力化……。

 

正直なところ、個人的にはラヘルに対して何の好感も持てないし、なぜ夜がそこまでラヘルにこだわり続けるのかもピンとこない。

 

けれども今回の夜は珍しく自分の本当の気持ちを吐露する場面も描かれるなど、いつもよりもほんのちょっとだけ人間臭さを感じました。

 

心が動くんじゃあ、しょうがないよね。

 

 

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持たざるホーの悲しき最期

 

 

ホーがなんとも悲しい最期を遂げていましたね。

 

ホーの過去についてはこれまでも断片的に描かれる場面はあったわけですが……想像していた以上に凄惨な目にあっていたんですね。

 

おそらくホーは、仲間を生き返らせるために塔を昇っていたんでしょうけど……他の選別者は化物揃いだし、夜に至っては戦闘経験はほとんどないのに、波使いとしての才能だけは桁外れのものがある。

 

逆にホーの波使いとしての才能は夜に比べて非常に乏しく、どうあがいたところで埋めようのない差があるんですね。

 

自らの力がないばかりに、搾取され、虐げられてきたホーにとって、いつしか夜の存在は憎むべき対象になってしまった。

 

そして謎の手紙でトリガーを引かれ、ラヘルを人質に取った結果、どうしようもなく無力な自分に対し、さらに自己嫌悪を深めることに。

 

ある意味、ホーは視聴者にとっても最も等身大に近いキャラだと思うんですよね……。

 

そんなホーが自分の無力さを嘆きながら自らの命を絶つシーン……正直なところ周りにはもっと本気で止めに入って欲しかった……特にクォントとか!

 

持たざる者、ホーの最期は言いようのない虚無感を遺したものの……同じチームであるセレナがその後も寄り添い続けてくれたことに、なんだか感謝したい気持ちになった。

 

せめて天国で同胞と再会できることを祈りたい。

 

 

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エンドロシ vs クォント

 

 

エンドロシとクォントの一騎打ちが見ものでしたね。

 

神之水の量を制限されていても、ランカーであるクォントの実力は突出しており……あのハツでさえもまったく刃が立たずに無力化されるほど。

 

一方エンドロシはというとザハードの姫だけあって、他の選別者達に比べて別格の強さを持っている。

 

お互いに自信満々な状況でのバッジ争奪戦は、一進一退、それなりに拮抗した攻防を見せるも……やっぱりスピードに勝るクォントが有利なことには変わりない。

 

バッジを奪われてジ・エンドか……と思ったところでまさかの逆転ですよ。

 

勝負前にバッジの場所を開示したのは、あくまでもクォントを騙すミスリード。

 

負けた惚れたと見せかけて……最終的にはパンツ持って喜ばせるなど、終わってみれば完全にエンドロシの術中だった。

 

クォントさん……ランカーの面子丸つぶれ。

 

逆にエンドロシ株は急上昇……アナクと仲良く塔に登れるかどうかはわからないけれど……少なくともお友達のみんなとは引き続き一緒に塔を登ることができそうですね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「神之塔」第9話「片角の鬼」を視聴した感想について書きました。

 

今回はエンドロシの強さと策が光る一方で、ホーの悲しき最期に胸を痛めるお話でした。

 

基本的に選別者達は大なり小なり腕に覚えのある者が多いのですが……今回のホーのような持たざる者に丁寧にスポットライトを当てた演出は個人的には大歓迎。

 

最後の登場にして一気にキャラ立ちしたこともあり、見終わった後もじわじわと心に沁みるものがありました。

 

また、同じ持たざる者としてラヘルは大きな怪我を負うことになるわけですが……正直なところホーの最期ほどのインパクトはないですね(鬼)

 

とりあえず、次回がとても気になります。

 

以上、アニメ「神之塔」第9話の感想でした!

 

アニメ『神之塔-Tower of God-』感想一覧 2020年4月~
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