「シン・エヴァンゲリオン劇場版」感想!本当に終わっちゃったよ!

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映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を公開初日・初回に観てきました。

 

前作「Q」を観たときには絶対に次で終わらんわ! と思っていたのですが、新劇場版のエヴァンゲリオンは本当に今回で終わりです。

 

本当の本当に終わりです。

 

完膚無きまでに終わりです。

 

というわけで、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の感想について書きますね~。

 

 

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本当に終わっちゃったよ……

 

今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」……個人的にはなんだかんだ言ってずるずると今後も続くのかな? とちょっとだけ期待していた部分があったのですが……。

 

完璧に終わってしまいましたね。

 

少しずつ解禁される映像を観ても、本当に終わるのかどうかずっと疑問だったし、何よりもこれまでに張られた伏線の数があまりにも多すぎた。

 

「序」「破」まではいい意味で順調に来ていたのに「Q」では頭をぶん殴られるような急展開……説明不足の中、次から次へと新しい情報が怒涛のように押し寄せてきてましたからね。

 

「Q」ではファンの間でも賛否が大きく分かれるお話だったと思うんですけど……逆に言えばエヴァはやっぱりこうじゃなきゃ、とも思ったもんですよ。

 

というこれまでの経緯から、果たして本当に今回で終わるのか? と半信半疑で映画館に足を運んだのですが……終わった……本当に終わったよっ!

 

よくもまぁ、これだけの風呂敷を見事に畳んだものですよ……。

 

なんだか見てる途中から感無量な気持ちになってしまって……見終わった後は言いようのない寂寥感と満足感に包まれながらただただ呆然としていましたね。

 

 

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すべての伏線がキレイに回収されるわけじゃない

 

テレビ版はなかば物語を放棄する形で終了し、その後公開された劇場版では一応の決着を見たものの、非常に後味のまずいものが残ったのも否めない。

 

そして約20年の年月をかけて「新劇場版」が4部の渡って公開されたわけですが……そこでもまた新たな伏線や新解釈がぶっこまれ続けた。

 

ただ、新劇場版が公開されたことにより、テレビ版でモヤモヤしていた部分が一部晴れたこともあった。

 

とはいえ「Q」での急展開は完全に予想を大きく外れたもので、個人的には「ああ、また風呂敷をたたむ気がないんだな」と思ってたんですよね。

 

実際のところ、今作においても回収しきれない伏線は多々あった……そりゃそうですよね、すべての伏線を回収しきるには2時間半では少なすぎる。

 

でも。

 

でもですよ?

 

もっとも大切な部分はきっちりと回収してた。

 

それだけでなく、予想していた以上に各キャラクターの心のウチを丁寧に丁寧に描いてたと思う。

 

そして何よりも一番の謎だった碇ゲンドウの心のウチ……これは誰しもが抱えている「生きづらさ」を赤裸々に形にしたもので、ある意味庵野さんが最も描きたかった部分なんだと理解した。

 

時折心象風景を織り交ぜてのシンジとゲンドウの心の会話……個人的にはめちゃくちゃ刺さるものがありましたね。

 

 

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ユイ

 

個人的に一番大きかったのは「ユイ」でしょうか。

 

こればっかりは「劇場で観てくれ!」としか言いようがないのですが……あのワンシーンですべて納得させられてしまった。

 

ユイの存在はゲンドウにとってはとてつもなく大きなものである一方で、シンジにとってはほとんど記憶に残らないとても薄いものだった。

 

けれども、今作にて「ユイ」の存在が完全なまでに昇華された。

 

あのシーン……思い出すだけで鳥肌が立つ。

 

これはもう一度劇場に足を運ぶ必要がありそうです。

 

 

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綾波の魅力が過去最高

 

今回、劇中の綾波が恐ろしく可愛らしいんですよ。

 

綾波といえば、エヴァンゲリオンという作品の中でも随一のヒロインなわけですが……正直なところ個人的にはそれほど刺さるキャラじゃなかった。

 

けれども今作における綾波はとんでもなく魅力的。

 

思わぬ形で訪れた平穏な生活の中、綾波はいろいろな質問をし、人間としての感情を少しずつ学んでいくのですが……その過程における綾波の表情やリアクションがたまらなくグッとくる……!

 

特に「かわいい」を知る綾波ときたら……いったいどうしたらいいんだろう(混乱)

 

今回の綾波は本当に必見ですよ。

 

 

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感慨深すぎる再会

 

まさかシンジが彼らと再会する日が訪れるとは。

 

といっても、シンジと彼らとの再会は決して感動的なものではないんですよね。

 

どちらかというと、いつまでも心を閉ざし続けるシンジにイライラが募るものがあったものの……そんなシンジですら温かく出迎える彼らの成長した姿を見てると、思わず目頭が熱くなってしまいましたよ。

 

前回のQにおけるシンジの立ち位置はそれはもうボロカスなものだったわけですが……今回はそんなシンジを恨むことなく、変わることのない友情を向けてくれる人達がいる。

 

ただ、シンジの心的外傷はあまりにも大きすぎ……彼らとまともなコミュニケーションを測るころには、もうお別れしなきゃならない。

 

そんな切なさはあったものの、成長し強くなった彼らは間違いなく立派な大人で、シンジが再び立ち上がる原動力にもなったので、決して寂しさはなかったと思いますね。

 

 

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すべての答えは心の中にある

 

エヴァンゲリオンという作品は、結局のところ人の心の中に帰結する作品なんだと改めて思い知らされた。

 

神話と科学の壮大な世界観を今回もとんでもない映像美でこれでもかと見せつけてくれる一方で、人間の心の中を心象風景や過去の記憶を交えて表現する描写力は、もうカラーのお家芸……というか庵野さんの人間力といってもいいかもしれない。

 

そして今回、シンジとゲンドウ……二人の親子を通じて庵野さんの心の中を惜しげもなく描き尽くした。

 

もう見ていてめちゃくちゃ納得感しかない……。

 

特に日本人にはクリティカルな内容だったように思います。

 

人との関係に怯えるゲンドウ。

 

逆に人が大好きなユイ。

 

そんな二人の子、シンジ。

 

シンジは人との関係に臆病なゲンドウの気質を持ってはいるけど、一度心を許せばユニに負けないくらい人を好きになる気質ももってる。

 

エヴァンゲリオンという作品の中でも最も象徴的な言葉だと思う「ハリネズミのジレンマ」……シンジはこれ以上ないくらい、この言葉を体現した人物なんですよね。

 

そしてシンジはこのジレンマに真正面から立ち向かった。

 

その結果はラストが雄弁に物語ってる。

 

ラストで私が感じた言葉を端的に言うと

 

「そうきたか!」

 

です。

 

そして深く納得しました。

 

それで改めて実感した。

 

「ああ、本当に終わったんだな」

 

と。

 

いざ終わると寂しいですね。

 

「Q」までは「まだ次がある」と心の拠り所にしていたんだけど……もう次はないんだよなぁ……。

 

とりあえずもう一度観に行くか!!

 

以上、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の感想でした!

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