ドラマ「テセウスの船」観てますか?
今回はふたたび1989年へとタイムスリップしたところから始まるわけですが……10歳のみきおが本当に手強い。
そして怖い……そんな恐ろしい子・みきおのサイコパスっぷりに注目……と言いつつ、それ以上に佐野家の胸熱なタイムカプセルに注目です。
みきお怖えよ
10歳のみきお、怖いですよね。
もちろん大人のみきおもヤバいんですけど、10歳のみきおは見た目とのギャップが激しすぎてさらに怖さが増すというか……とにかく不気味で怖い。
家族がみんな亡くなり天涯孤独という点については同情すべきなんでしょうけど……みきおに関して言えば一概にそう思えないんですよね……というかむしろ疑く映ってしまう。
ただ、みきおが何を目的にこのような凶悪な事件を起こすのかが今ひとつよくわからない……何か強烈な動機があるんだろうけど、今の時点ではただのサイコパス野郎としかいいようがない。
10歳という年齢で人を殺すことに快楽を覚えるような気質は、生まれ育った環境というよりは天性のモノのように思える……特に和子にスープ飲ませようとするシーン……あれはホントに怖かった。
とはいえ、快楽的な部分とは別にみきおには何か目的がある事だけは間違いない。
それにしてもみきお役の柴崎楓雅……あの微笑み、まじで怖すぎるってばよ。
でもそれ以上にとても引き込まれてしまうのが何とも……怖いけどついつい見てまうやんけ…。
木村さつきがまだ正常
木村さつきがまだ正常でしたね……たぶん。
2020年の木村さつきはもう完全に別人と化していたけれど、1989年のヤング(?)な木村さつきはまだまだ人柄の良さが漂っていましたね。
事件の前の時点ですでにみきおの親になることを決意していた点については、ちょっと歯切れの悪い印象を受けたけど……何か裏があるんだろうか?
木村さつきについてはまだまだわからない部分も多く、2020年に亡くなった時も、みきおと共犯関係にあるのかどうかもまったくわからず。
多分みきおの本性については把握してなかったと思うんですけどね。
にしては2020年の木村さつきはあまりにも常軌を逸していたからなぁ……彼女をあそこまで変えてしまった音臼小事件……世間には知られていない裏事情が隠されてるような気がします。
文吾の苦悩
かつて心が味わった事情を話せない苦しみ……今度は文吾が味わう羽目になっていましたね。
心はすべてを打ち明けようと文吾を説得しようとするも……文吾が想像以上に頑固なんですよね。
裏を返せば、それだけ家族のことを大切に想っているとも言えるんですけど……隠し事は苦手なのか、立ち回り方がとっても不器用で見ているこっちのほうが胸が苦しくなってきた。
でもその分、文吾の家族愛がヒシヒシと伝わってくるというか……そんな文吾を見て和子もどこか責めきれずにいるところがさらに締め付けられるんですよね。
そしてそんな文吾の姿をそばで見守るしかない心もさらに苦しくなるという……。
苦悩する文吾は見ていてとてもツラくなるものはあるけれど……一方で家族を守る男の強さも感じさせてくれますね。
胸熱タイムカプセル
家族みんなで埋めるタイムカプセルが胸熱でしたね。
結局、文吾は一切の事情を話さず、ただただ家族へ強い思いで強引にお楽しみ会への参加を阻止することに成功……特に心の代替案が子どもたちに効いた。
家族だけのお楽しみ会……険悪な雰囲気が漂っていた佐野家だったけど、心の提案のおかげで久しぶりに家族団らんのひとときを過ごすことができ、家族全員大満足。
佐野家の人たちって、本当に楽しそうに遊ぶんだよなぁ……。
心からしてみれば、まさに夢のような光景だったことでしょうね。
そしてお楽しみ会の締めくくりは30年後の自分達へのタイムカプセル。
それぞれが思い思いのモノをカプセルの中に入れるんですけど、特に胸が熱くなったのが心と文吾の入れたもの。
心は結婚指輪と家系図を……そこには本来生まれるはずだった娘・未来の名前が書かれるなど、心の強い想いと希望、そして絶対に事件を防ぐという強い意志を感じました。
そして文吾はなにやら一生懸命手紙を書いていたようですけど……おそらく未来で見たら号泣必至の内容かと思われます……あ、想像しただけで勝手に涙が(まだ早い)
いつ未来に戻るともわからぬこの状況の中、事件目前のタイミングで埋められるタイムカプセル……めちゃくちゃ楽しみである一方で、みきおに掘り起こされやしないかヒヤヒヤするものがありました。
でもそれ以上に胸が熱い……佐野家のタイムカプセル……最高の形で開かれることを祈る。
大胆不敵なみきお
とうとうやってきてしまった事件当日……みきおの行動が大胆不敵でしたね。
心と文吾は家族を村から脱出させることに成功するも、肝心のみきおを見つけることができない。
学校に続々と子どもたちが集まる中、みきおは大胆にも校内放送をするんですね。
心と文吾が放送室に駆けつけるも、みきおは堂々と立ち尽くし、悪魔の微笑を浮かべるという……10歳の子供に完全に踊らされてる構図が滑稽かつ恐ろしくもあった。
なんなのこの子……見てるとすごくザワザワするんだけど。
なんでこんなに大胆な行動を取り続けることができるんだろう?
このシーンを見て、村を出て安全なはずの家族達のことがすごく心配になってしまった……この10歳、まじで怖いよ。
まとめ
ドラマ「テセウスの船」第7話を視聴した感想について書きました。
再び過去へとタイムスリップした心……犯人は10歳のみきおだと分かってはいるものの、結局終始振り回されっぱなしでしたね。
文吾も家族に秘密を打ち明けることができず、随分と苦悩する様子が描かれていたし……けれども苦悩があったからこそ、家族だけのお楽しみ会とタイムカプセルのシーンがとても印象深いものになっていたと思います。
とはいえ、結局何も進展しないまま事件当日を迎えることになってしまうわけですが……次回が気になってしかたがない。
以上、ドラマ「テセウスの船」第7話の感想でした!
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