「彼方のアストラ」11話感想!シャルスの告白、アリエスの秘密、カナタの勇気

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アニメ「彼方のアストラ」観てますか?

 

 

今回はシャルスの告白とアリエスの秘密、そしてカナタの勇気に注目です。

 

 

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虫唾が走る王

 

 

シャルスのオリジナルはヴィクシアの王だった。

 

これは他のオリジナルどもにも言えることですが、ほんとどいつもこいつも虫唾が走るヤツばっかりですよね。

 

何が若返りやねん。

 

人間死ぬときは死ぬに決まってんのに、このオリジナルどもときたら、自分のことしか考えていない。

 

中でもこのヴィクシア王の尊大な態度は胸糞悪すぎる。

 

というか、シャルスは本当にこんなヤツのクローンなんだろうか?

 

人格が違いすぎると思うんだけど…やっぱり人間ってDNAよりも環境に左右されるんですかね。

 

シャルスとヴィクシア王…とても同一人物とは思えない。

 

とにかく、こんな虫唾が走る王はいらない。

 

 

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アリエスの秘密

 

 

シャルスがヴィクシア王のクローンなら、アリエスは王女セイラのクローンだった。

 

ということは屁理屈を言うと、シャルスはアリエスのお父さん、ということになるんですかね…DNA上は。

 

ただ、アリエスのオリジナル・セイラは、他のオリジナルどもと違って、幸いなことに腐った気性を持ち合わせてはいなかった。

 

クローンのことには断固反対していたし、シャルスのことも弟のように思っていた…DNAは父だけど。

 

セイラとアリエス、この二人は他のメンバーと違って、どちらも素晴らしい人格の持ち主なんですね。

 

きっとシャルスの優しい気性はセイラによって培われた部分も大きかったのでしょう。

 

 

さすがアリエスの母ちゃん

 

 

そしてアリエスの母、エマ・スプリングの正体は、アリエスの代理母だったんですね。

 

確かにDNA上の繋がりはないのかもしれない…けれども他のオリジナルどもと違ってエマだけは行方不明になったアリエスのことをとても心配してましたもんね。

 

まだ赤ん坊のアリエスを慈しむ姿は、もう誰がなんと言おうと母親以外の何者でもなかった。

 

たとえ王の意向に背くことになったとしても、アリエスを自分の子として引き取る覚悟と愛情の強さは、さすがアリエスの母ちゃん、としか言いようがありませんでした。

 

いや、ほんとさすがやで。

 

 

名前の秘密

 

 

アリエスの名前の秘密が素晴らしすぎた。

 

セイラ【SEIRA】→アリエス【ARIES】という単純なアナグラムなんですけど、あの場面でされると最高に破壊力がある。

 

今回はめずらしくOPがあったんですけど、よく見るとアリエスのときだけスペルがひっくり返ってるんですよね。

 

ほんと芸が細かいというか…「彼方のアストラ」というタイトルもそうなんですけど、この作品の原作者って一つの言葉に複数の意味をもたせたり、ちょっとした遊びを入れるの好きですよね。

 

あとから「ハッ」とするようなヤツ…そういうの好きですよエエ。

 

SEIRAとARIES…どっちもいい名前だわ。

 

 

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シャルスに悔いる罪などない

 

 

セイラ暗殺を防ぐことができなかったシャルスは、罰として独房に一年間入れられた挙げ句、ゲノム管理法成立により今度は宇宙で死ね、と命ぜられる。

 

なんじゃそら。

 

確かにセイラの暗殺を止めることができなかった点についてはシャルス自身にも悔いる思いはあるだろうけど、決して罰を与えられるようなものではないでしょう。

 

またシャルス自身も王のクローンなわけだから、どちらかというとシャルスも保護される側なんじゃないの?

 

といっても、ヴィクシア王から見れば、そもそもシャルスの人格なんてあってもなくてもどうでもいい代物なんでしょうけど。

 

体さえ無事なら中身はどうでもいい。

 

けれどもゲノム管理法の成立により、その体の価値もなくなってしまった。

 

それどころか手元に置いておくと危険ですらある…だったら宇宙へポイ捨てだ、ということで今回の隠蔽任務を与えるんですね。

 

ヴィクシア王って心の底から腐ってるんだな…ってつくづく思いました。

 

ただ、残念なことにシャルスの価値観もヴィクシアに染まってしまっているもんだから、王の命令を喜んで受けてしまうんですよね。

 

それが無性に悔しく感じる。

 

 

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母の愛

 

 

アリエスとお母ちゃんの回想シーンがなんとも良かったですね。

 

他のメンバー達の親…というかオリジナルどもは愛情の欠片もないエゴイストばかりだったのに対し、アリエスの母・エマの愛情の深さと来たら…もう、何も言えね、ですよ。

 

アリエスは母のことをずっと信じていたに違いないけど、カナタ達の事情を聞いて不安に思ってた部分もあったはず。

 

しかし、シャルスの話を聞いて、エマの愛情が本物だと知ることができた。

 

涙ながらに母のことを思い出すアリエスの姿を実に尊かった…。

 

みんな、これが「母の愛」なんやで…。

 

 

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王とかうるせえ!

 

 

ヴィクシア王の命令は絶対…生まれてきたときから、ずっとその価値観に縛られてきたシャルス。

 

そんなシャルスに対する彼方の『王とかうるせえ!』の一言がとにかく痛快だった。

 

これがシャルスには決して真似できないキャプテン・カナタの長所。

 

Don’t think feelやで…シャルス。

 

 

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アルティメット・ダイブボム!!

 

 

まさかのワームホールの2丁持ち……思わず思考停止してしまうような状況の中、全力で阻止せんと疾走するカナタの決断瞬発力がマジスゴイ。

 

そして第1話以来の必殺技「アルティメット・ダイブボム」が炸裂…ちゃんと言えてましたね。

 

たとえ裏切り者だったとしても、シャルスはかけがえのない仲間の1人。

 

そして仲間を助けるための全力本気モードのカナタは熱くて熱くてマジ胸熱。

 

結果、シャルスは自殺を思いとどまり、カナタは右腕を失うことに……予想を越えるハードな展開にビビリつつも、胸がジーンと熱くなる…「彼方のアストラ」最高。

 

カナタの『お前は俺の右腕だ』は、作品中でも1、2を争う名台詞だと思う。

 

素晴らしい「アルティメット・ダイブボム」をありがとう。

 

 

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まとめ

 

アニメ「彼方のアストラ」第11話「CONFESSION」を視聴した感想について書きました。

 

シャルスの口から語れる真実は、さまざまな伏線を回収しつつも、新たな闇の勢力の存在を匂わせる不穏な空気ただようものがありました。

 

とはいえシャルスの告白によって、アリエスの出生の秘密が明らかになり、母エマの愛情が本物だと改めてわかった点についてはとても良かったと思います。

 

今回の一件で、カナタは右腕を失う事になってしまいましたが、シャルスというかけがえのない友を守れたことは、カナタにとってもシャルスにとってもかけがえのない財産になるに違いない。

 

もうこれで、アストラ号には裏切り者などという存在はキレイさっぱりなくなったことだし、あとは惑星アストラに帰るのみ!

 

次週がとても楽しみです。

 

以上、アニメ「彼方のアストラ」第11話の感想でした!

 

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