アニメ「ランウェイで笑って」観てますか?
「ランウェイで笑って」は週刊少年マガジンで連載中の同名マンガ作品を原作としており、2020年1月現在で13巻まで刊行中。
2018年マンガ大賞でも6位にランクインするなど、とても評価の高い作品なんですね。
というわけで、今回はアニメ「ランウェイで笑って」第1話「これは君の物語」を視聴した感想について書きますね~。
二人の夢のチェーンコンボ
「ランウェイで笑って」は、実現することが確定している「結果」から逆算して描いてくスタイルなんですね。
よって二人の主人公、藤戸千雪(CV:花守ゆみり)と都村育人(CV:花江夏樹)がそれぞれの夢を実現することはわかっており、あとはそこに至るまでの過程を楽しむお話となっているわけですが……。
二人とも夢へのハードルが人一倍高いんですよ。
「スーパーモデル」ならぬ「ハイパーモデル」を目指している千雪は、身長が158cmという低さだけで夢への道を阻まれてるし、育人に関しては困窮した家庭の事情によりデザイナー専門学校に進学することもままならない。
そんな逆境の中、千雪は「あきらめない」というたった一つの武器で突破口を開いてしまうんですね。
そんな千雪の「あきらめない」に育人は巻き込まれる形になるわけですが……この二人の夢の結びつき方がとにかくスゴい…思わず鳥肌が立つレベル。
夢と夢がチェーンコンボするとこんなことになるのか…二人の夢の過程が気になって仕方がない…。
とにかくグイグイと引き込まれる第1話だったと思います。
不屈の女・藤戸千雪
たとえ身長が足りなくても「スーパーモデル」ならぬ「ハイパーモデル」を目指してるだけあって、千雪のメンタルは決して折れない…いや「折らない」。
落とされることが前提のオーディションを長年に渡って受け続ける根性もスゴいんですけど、育人に思わず口にした「無理」という言葉に対する過剰なまでの反応に、「あきらめない」が体の髄から浸透していることを感じましたね。
また強気でデリカシーに欠けた「男らしい」性格の持ち主ではあるものの、育人に内面を「男」認定されたことについては思うところがあるみたいです。
とはいえ夢に向かってひたすら真っすぐに突き進む千雪の生き様は、見てる側からするとただただ痛快で…なんだか元気を分けてもらえるような気持ちになるから不思議ですね。
育人の服を着てオーディションに合格した瞬間……過去の思いが蘇り、涙を流す彼女の姿は見ていてホント胸熱でした。
不屈の女・藤戸千雪……今後も「あきらめない」で一点突破し続けていくんでしょうね。
貧困男子・都村育人が超健気
都村育人は母子家庭の長男ということと、3人の妹たちの将来のために、ファッションデザイナーという夢を諦めかけていたんですね。
「白米&もやし」弁当で学校内で噂になったり、友達からもらったいらない服で何度も何度も試作をしたり…そして妹達やご近所さんのために服を作ったりするなど、育人くんってほんと健気なんですよね。
けれども家庭の経済的事情からデザイナー専門学校への進学を諦め、就職する道を選ぶわけなんですけど……進路用紙の消した後に育人の心の葛藤が見て取れるのがなんともいじらしい。
それが不屈の女・藤戸千雪との出会いにより、一気に夢の扉が開かれていましたね。
男勝りな千雪と心優しい育人の会話は、男女逆転したかのような錯覚を覚えたなぁ……けれども育人はしっかりと地雷を踏み抜いてた…そこだけは男らしかった。
とはいえ、千雪との出会いはまさに運命としかいいようがありませんよね。
夢が開けた瞬間に入るナレーションには思わず鳥肌が立ってしまいました。
なるほど、二人で夢へ駆け上る物語なんだなぁ…と改めて実感した次第です。
育人くんには今後も健気さを発揮していって欲しいなぁ。
炭治郎と同じ声だから余計に感情移入してしまう。
まとめ
アニメ「ランウェイで笑って」第1話「これは君の物語」を視聴した感想について書きました。
タイトルにある「ランウェイ」とはファッションショーでモデル達が歩く細長い舞台のことを指すのですが……そこで笑うということは原則としてありえないことなんですね。
そう考えると「ランウェイで笑って」というタイトルに込められた意味や思いが、千雪や育人がこれから歩む道とシンクロして、なんだか感慨深い気持ちにさせられてしまいました。
実際、千雪の夢が「1%」だけ開けた瞬間や、育人が思わぬ形で「デザイナー」としの道が開けた瞬間には、見ていてこみ上げてくるものがありましたしね。
不可能を可能にする「あきらめない」気持ち……アニメ「ランウェイで笑って」にはそんな思いが満ちている。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「ランウェイで笑って」第1話の感想でした!
- 第1話『これは君の物語』
- 第2話『プロの世界』
- 第3話『ランウェイで笑って』
- 第4話『若き才能たち』
- 第5話『それぞれの流儀』
- 第6話『優越感と劣等感』
- 第7話『存在感(オーラ)』
- 第8話『デザイナーの器』
- 第9話『好敵手(ライバル)』
- 第10話『負けられない』
- 第11話『約束』
- 第12話『これは僕の物語』
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