「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」感想!エイミーの手紙に涙

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今更ですが、映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」を視聴しました。

 

 

もともと劇場で鑑賞するつもりだったのですが、気がつくと上映がすでに終わっていたんですよね……。

 

テレビシリーズに関してはすべて視聴済み……顔がふやけるくらい涙したのを思い出しますね……あ、思い出すとまた涙が(エンドレス8)

 

そしてなぜ今になって外伝を視聴したのかというと……今度こそは劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を映画館で鑑賞するため。

 

というわけで今回は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」を視聴した感想について書きますね~。

 

 

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成長したヴァイオレット

 

 

テレビシリーズでのヴァイオレットは、兵士から自動手記人形になるまでの経緯が丁寧に丁寧に描かれていたわけですが……外伝のヴァイオレットは、自動手記人形としてもう一人前になってるんですね。

 

ましてや今回は貴族の令嬢のマナー講師として派遣されるなど、その成長の著しさに軽い驚かされてしまう。

 

ただ、彼女自身の感情表現は相変わらず乏しいものがあり……逆にそこにほっとしてしまうところもあるんですよね。

 

そしてある意味、ヴァイオレットは人生経験がとても豊富……戦場での極限状態から生き延びた彼女にとって、人並みの生活は未知の領域だったかもしれないけれど……。

 

少しずつ少しずつ馴染んでいくうちに、戦場での経験がそこはかとなく役に立つこともある。

 

今回のヴァイオレットは男性的な立ち位置での振る舞いが求められるシーンもあってか、普通の女性では真似できないような毅然とした雰囲気を醸し出していたと思う。

 

だからといって、決して女性的でないわけでなく……成長したヴァイオレットは人の気持ちをある程度察することができるようになっている。

 

女性的であり、男性的でもある、今回のヴァイオレット……家庭教師としてはもうほぼ無双状態だったような印象を受けました。

 

 

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「エイミー」の手紙に涙

 

 

今回の外伝で最も印象的な登場人物は、なんといってもイザベラ・ヨークに尽きるでしょう。

 

正直なところ、今回の外伝は、ヴァイオレットよりもイザベラ・ヨークの印象のほうがはるかに強く……めちゃくちゃ思い入れてしまった。

 

一人称は「ボク」、誰にも心を開かず、初対面のヴァイオレットにも当たりが強い。

 

デビュタントを控えた大貴族の令嬢とは思えないくらい、とにかくイザベラは貴族らしくない。

 

ヴァイオレットが愚直に真摯に接し続けることで、いつしかイザベラはヴァイオレットを「友だち」と呼ぶようになるのですが……その「素」の部分の裏には、壮絶な過去があったんですね。

 

その日暮らしの孤児として毎日ギリギリの生活を送る中……親に捨てられた幼子・テイラーを妹として引き取ることとなるのですが……。

 

その二人の暮らしぶりがもう……見ててたまらんのですよ。

 

当時のイザベラは「エイミー・バートレット」と名乗っており……拾った妹には「テイラー・バートレット」の名をつける。

 

エイミーは極貧生活の中においても、テイラーの笑顔を守り続け……テイラーはそんなエイミーを慕い、満面の笑みを浮かべる。

 

断片的に描かれる二人の生活は……見ていて胸が苦しくなる一方で、羨ましくなるくらい幸せそうにも見えるんですよね。

 

残念ながらその生活を続けることはできず……エイミーは妹のために自らの人生を実の父親に売り渡す。

 

もう彼女の行動って全部、妹のためなんですよね。

 

ヴァイオレットとの別れ際、彼女は生き別れた妹に向け、手紙の代筆をお願いする。

 

イザベラは代金の支払いを申し出るも……ヴァイオレットはそれを受け取りたくない……友達だからね。

 

そしてその手紙は孤児院のテイラーの元へと届けられるのですが……。

 

片言しか話せないテイラーには、姉エイミーの記憶は薄く、手紙の送り主にも心あたりがない…。

 

けれども、短いながらも手紙に込められた魔法の言葉は、テイラーの心を大きく揺さぶり、記憶が次々と蘇る。

 

このシーン、ホントたまらんわ!

 

まだ劇中の半分も経過してないのに……まるでクライマックスのような感動が。

 

もう私のHPほとんど残ってないんですが!

 

っていうくらい、この「エイミー」の手紙にはやられました。

 

 

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テイラーがんばる

 

 

前半パートがイザベラ・ヨークの物語なら、後半パートはテイラー・バートレットの物語。

 

「エイミー」の手紙から3年……成長したテイラーは、ヴァイオレットを頼って配達員見習いとなるんですね。

 

「ねぇね」か「にぃに」しか話せなかったテイラーが、少しおぼつかないながらも言葉を喋る姿に、思わず涙が出てしまう。

 

テイラーは決して恵まれた境遇で育ったわけではないものの……姉エイミーの愛情をたっぷり受けた甲斐あってか、いつも笑顔に溢れてる。

 

エイミーがくれたクマのぬいぐるみを今なお大切に抱きしめて、幸せを運ぶ郵便配達に勤しむ姿は、まだまだ見習いながらも、将来が有望すぎて、期待しかない。

 

字の読み書きはヴァイオレットが教えてくれるし……姉妹ともどもヴァイオレットに世話になる構図に思わずニコニコしてしまう。

 

そして外伝での最大のイベント、エイミーへの手紙を書いて届けることになるのですが……。

 

その手紙を受け取った時のイザベラ・ヨークの反応がもう……つられて私も号泣ですよ。

 

テイラーと別れてからのイザベラは、おそらくは自分の意思が反映されることのない、ほとんどお人形のような生活を送っていたものと思われる。

 

けれども、テイラーからの手紙を受け取ったときの、イザベラは……一気にエイミーに戻ってた。

 

そんなエイミーの様子を陰に隠れて涙するテイラー……彼女は結局、エイミーとは再会しなかった。

 

再会は一人前の郵便配達人になってから……後日談が気になりすぎるパターンやぞコレ。

 

 

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まとめ

 

映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」を視聴した感想について書きました。

 

テレビシリーズの時もそうでしたが、この作品、とにかく劇中の雰囲気の良さが突出してると思うんですよね。

 

今回も冒頭のシーンとBGMだけで頭がクラクラしそうになったし……シーンごとのキャラの動き、表情、演出、背景、音楽の美しさにいちいちため息が出てしまう。

 

今回は二人の姉妹にフォーカスした物語だったんですけど……過去、現在が交錯しながら、二人の手紙へと至るまでの過程がとにかく秀逸だったと思います。

 

そしてエンディングテーマ曲「エイミー」……もう鳥肌たちまくって大変でしたよ。

 

この曲、買いやで。

 

 

これで心置きなく「劇場版」を観に行ける。

 

以上、映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」の感想でした!

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