ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」観てますか?
前回の終わりにフェイク動画の犯人「武智」説が急浮上し、事態はさらに混迷を深めていくのですが、この熱血カリスマ教師(自称)がどのような経緯でフェイク動画を依頼するに至ったのか、とても気になりますよね。
個人的には「武智」はマスコットキャラクター的な扱いだと思っていたので、まさか黒幕側に含まれていたとは・・・わからないものですね。
というわけで今回は
第7話
「Day-7」
を視聴した感想について書きますね~。
柊はずいぶんと生徒から信頼を勝ち取った模様
武智から大学推薦をもらっている瀬尾は、一部の生徒と結託して学校からの脱出を試みるものの、柊の授業で心動かされた生徒達により脱出は阻止されます。
個人的には不治の病に侵されている柊に対し棒で殴りかかる生徒がいたことにとても驚きましたが、クラスの番長的存在の甲斐が完全に柊の味方についていたのがとても嬉しかったですね。
水越と諏訪も造反組に対してメッチャキレてましたしね。
確かにこの異常な状況に何日も置かれていたら精神的に参ってしまうのも無理はないと思うので、どちらかというと造反組の行動のほうがある意味自然なのかもしれません。
しかし、柊の本気の授業は生徒達の心にしっかりと響いていたようで、物語開始当初からは考えられないくらいの信頼を勝ち取っていることは間違いありません。
武智の裏の顔が明らかになる過程が秀逸
今までの話を見る限りでは、武智はかなりノーテンキな無責任キャラ、といった印象が強く、どちらかというと無害な雰囲気が漂っていました。
しかし、今回は様々な方面から武智の後ろ暗い裏の顔が徐々に明らかになってきます。
- 文香の証言
- 景山澪奈の証言
- 大学推薦を巡る黒い噂
前回の終わりではどうやって武智がフェイク動画と結びつくのかまったく予想もつかなかったのですが、今回の話では武智の黒い部分が浮き彫りになっていく過程がとてもテンポよく描かれていてとても秀逸だと感じました。
余命少ない柊の言葉が熱くてヤケドしそう
柊と武智の直接対面をSNSでライブ配信したあと、今度は生徒達だけにリアルタイムで音声を流し、武智からさらなる真実を引き出すのですが、この時の柊の言葉がとにかく熱かった!
ただただ生徒達のことを思う柊の魂の叫びとも言える言葉の数々は、見ていて本当に心打たれるものがありました。
余命が少ないため、生徒達の行く末を見届けることができない無念さもひしひしと伝わってきて、個人的には今回のベストシーンだったと思います。
武智の一番大切なものとは
「一番大事ものを奪う」と武智に宣言した柊は、宣言どおり、武智からある物を奪います。
武智本人曰く一番大事なものは血統書付きの愛犬「マブちゃん」だそうですが、実際に奪われたものは「名声と権威」。
武智の言動は目に余るものがあったものですから、SNSのライブ配信によって武智の「名声と権威」を奪った柊の痛快なやりかたに、個人的には拍手喝采を贈りたいくらいです。
かなり胸がスッとするシーンでしたね。
瀬尾と華、二人の友情に涙
高校3年間のあいだ、一生懸命部活に取り組んだものの、その実力だけでは大学の推薦を勝ち取ることが難しいと思われていた瀬尾と華。
お互いに努力している姿を知っているだけに、二人の間には同じ境遇におかれた者同士ならではの友情が芽生えるのですが、この二人の友情表現がとにかく素晴らしいんですよ。
ときには男同士のように”グータッチ”してみたり、お互いの苦悩を語り合ってみたり、励まし合ってみたり。
特に素晴らしいな!と感じたのは瀬尾が華の涙をそっと拭うシーン。
これは男女ならではの友情表現だと思うのですが、まさか実写で見られる日が来ようとは。
二人の友情がいつまでも続きますように。
フェイク動画はすべての真実を歪める
景山澪奈のフェイク動画の依頼主は、結局武智だったのですが、どうやらその武智自身でさえもフェイク動画の被害者のようですね。
フェイク動画の犯人を暴くために証拠となったのがフェイク動画、という矛盾に頭が混乱しそうになりますが、そもそもここまで精巧なフェイク動画を作られてしまっては、もはや真実なんて見極めようがないんじゃないでしょうか。
真実そのものを歪めてしまうフェイク動画は、想像している以上に危険な代物なのかもしれませんね。
まとめ
ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」第7話「Day-7」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は熱血カリスマ教師の武智が地に落ちるまでをしっかりと1話で描ききるスピーディーな展開がとても心地よかっただけでなく、柊の魂の言葉、瀬尾と華の友情といった様々な要素が盛り込まれていて、かなり見応えのあるお話でしたね。
毎回終わり際にあらたなミステリーをブッ込んでくる展開がもうおなじみになりつつありますが、個人的には柊と生徒達との距離感の変動が楽しみだったりもします。
また、次にスポットが当たる生徒も気になるところでもありますが、個人的には茅野さくらのプロレスネタをもっとやって欲しいな。
以上、ドラマ「3年A組」第7話の感想でした!
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