アニメ「神之塔-Tower of God-」見てますか?
夜、クン、ラーク……試練を経て仲間となったこの3人。
今回はこの三人の性格の違いが浮き彫りになる試練が見どころです。
すべてを疑うクン、すべてを信じる夜
かつて経験した手ひどい裏切りにより、すべてを疑うようになったクン。
人から聞かされることすべてを信じてしまう夜。
とても両極端な二人は、ラヘルの話でちょっとした口論へと発展してしまうんですね。
といってもラークが望むような喧嘩にまでは至らず、とりあえず大きな問題へは発展することはなかったものの……個人的には「空」を知らない夜のことをあざ笑うラークのほうが大いに問題ありだと思った。
また、怪しげな「蛍光ポリ袋」の情報に対しても、クンと夜とではその反応は全く違う。
夜が素直にその情報を受け入れ感謝する一方で、クンはその情報を信用するどころか「蛍光ポリ袋」の意図を疑い、力づくでの武力行使寸前にまで至っていた。
確かに「蛍光ポリ袋」は怪しさ満載だったけれど……同じ仲間だというのにここまで両極端なのもちょっと珍しいですよね……むしろよく仲間になったもんだと感心してしまう。
でもそんな二人だからこそ仲間になった価値があるんでしょうね。
考えることと注射が嫌いです。
扉の試練でワニ……じゃなかったラーク様が大活躍(?)してましたね。
時計の針が10分を過ぎるまでに扉を開けなければならない……ただし扉を開けられるのは一度のみ……そんな試練に対するクンとラーク、二人の様子がとても対照的でしたね。
いかにも頭脳派なクンは、試験官のユハンも期待を見せる一方で……ラーク様はこのナゾナゾ空間にあっという間にストレスMAX。
地団駄踏んで暴れまわったあとは、部屋中を駆けずり回り、ただただ本能のままに暴れ倒してた。
なんでもこのワニ、考えることと注射が大嫌い、とのこと……わかる(共感)
だからとりあえず暴れる。
そんなラークに振り回され続ける夜はほぼ戦力外な状態となっていた(おい)
クンはその間もずっと一人で推理し続けるんですけど……裏切られたトラウマと母の言いつけによる心理的呪縛が強すぎて、まったく推理が進まない。
集中しようとすればするほど集中できない状況に陥ってしまう。
そして「蛍光ポリ袋」のいうタイムリミットである5分が迫ったところで、ワニが扉を開けるんですね……ワニいわく「勘だな」……噛んだな?
なんのことはない……この試練、「蛍光ポリ袋」の情報が100%正しかったんですね。
設置されている針時計こそミスリードではあったものの……5分以内に扉を開ける、というこの試練……クンにだけはとにかく効果バツグンだったようですね。
まさか、考えることと注射が嫌いなワニに助けられることになろうとは……頭脳労働担当と思われたクンさん……次はしっかりと頑張ってもらいたいところですね。
ちなみに他の選別者たちはというと…。
セレナおばさんのパーティーは……いつも寝てばかりの小野D…じゃなくてポンセカル・ラウレの「オバハラ」発言にセレナぶち切れ……布団を取り上げて小野D…じゃなくてポンセカルを脅迫していた。
最強な二人がいるシビスパーティーは……意外なことにシビスが100点満点な推理を見せて、アナクとハツからムカつかれていた……なんかわかる。
とりあえず、おっさんシビスとおばさんセレナ、試練の通過、おめでとう。
とかげ無双
次の試練を行う前にボーナスゲームが行われていましたね。
王様ゲーム……じゃなくて、クラウンゲーム。
最後に王冠を被っていたチームが、その後の試練を免除されるという、とんでもゲームなんですけど……このゲーム、終盤ぎりぎりのタイミングを見極めて参加するのがベストという、なんとも絶妙なさじ加減のルールなんですよね。
つまり、最初に参加するチームはバカ……とまでは言わないけれど、ある意味もっとも不利な状況になるリスクが高い。
けれども、シビスパーティーの最強な二人はそんな事は意に介さず……さっさと会場に一番乗り。
同じように乗り込んできた雑魚チームと一戦交えることになるのですが……とかげ女ことアナクが単独で戦うことを宣言するんですね。
シビスはともかくハツがおとなしく言うこと聞いたのは少し意外だったものの……その理由はアナクの戦いを見れば否応無しによく分かる。
強い……とにかく強いんですよ、このとかげ。
彼女の武器は自由自在にしなるムチなんですけど、三人同時に相手にしてもまったく寄せ付ける様子がない……遠距離ホーミングでほぼ無双状態。
無双している本人はというと、あまりにも退屈すぎてアクビが出る始末。
その隙きを突かれて思いっきり殴られるものの……アナクさん、びくともしないどころか相手の拳が腫れ上がる始末……ほんと何者だこのとかげ。
結局そのまま苦もなく片付けてしまうわけですが……ついでにそのまま王冠もかぶっちゃった。
本来ならば最弱のシビスが王冠かぶって、アナクとハツが守るのが最良のはずなのに……でも本人は自信満々のご様子だし、今更覆らないのでもうなるようになるしかない。
なんせこのとかげ強いですから。
新たな三人の選別者にラヘルがおる
夜達とは別の試練会場にて、圧倒的な強さで勝ち残った三人の選別者達がいたんですけど……その中の一人がどうやらラヘルみたいなんですよね。
本来ならばラヘルは夜よりも先行して神之塔に入ったはず……けれどもいつの間にか夜のほうが先に進んでいたんですね。
それが、試験官クォントの不手際と、ユハンの計らいによって、この三名も夜達と同じ試練会場にねじ込まれることになったと。
そこで夜はラヘルの姿を目撃することになるんですが……クンじゃないけれどラヘルってどうにも不可解に感じる部分が多いんですよね。
彼女は夜にとって「光」のような存在である一方で、自分の「光」を求めて夜を見捨てた存在でもある。
見た目はとても普通な感じの少女でありながらも、圧倒的な強さで試練を勝ち残った一人であるというのですから……ラヘルってほんと意味不明…イミフですよイミフ。
けれども、そんな不可解なラヘルだからこそ、とても気になるんですよね。
まとめ
アニメ「神之塔」第3話「正解の扉」を視聴した感想について書きました。
今回はクンの過去エピソードが若干ながら描かれることにより、彼の人となりがほんの少しですが垣間見えるなど、いつもよりも人間臭さを感じました。
クンは疑うことを知らない夜とはまさに対極にあるような存在ですが、そんな彼だからこそ夜とともに行動することによって、過去のトラウマと少しずつ向き合えるような気がしました。
一方で例のワニはというと、今回も相変わらずのマイペース……考える事と注射が嫌いというだけあって、途中からはなんだか大きな子供のようにしか見えなくなってしまった。
そう考えると、夜はとっても普通に見える……シビスがシンパシーを感じるほどには(あまり嬉しくはない)
はやくもラヘルが再登場したことだし……次回がとても気になりますね。
以上、アニメ「神之塔」第3話の感想でした!
- 第1話『BALL』
- 第2話『400分の3』
- 第3話『正解の扉』
- 第4話『緑の四月』
- 第5話『王冠の行方』
- 第6話『ポジション分け』
- 第7話『ご飯と鬼ごっこ』
- 第8話『クンの策略』
- 第9話『片角の鬼』
- 第10話『悲しみの先に』
- 第11話『潜魚狩り(前編)』
- 第12話『潜魚狩り(後編)』
- 第13話『神之塔』
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