件名「アラート:あなたのアカウントは閉鎖されます。」というメールを受信したことはありませんか?
差出人情報は次のとおり。↓↓
- 差出人の表示名:Apple
- メールアドレス:noreply@email.apple.com
やましいことは何もしていません。
それなのに何の前触れもなくいきなり「閉鎖されます。」とか言われてもね~。
ま~迷惑メールだから別にいいんですけどね。
というわけで、今回はこの迷惑メール「アラート:あなたのアカウントは閉鎖されます。」について調べてみました。
件名「アラート:あなたのアカウントは閉鎖されます。」はどんなメール?
下の画像は実際に受信したメールを画面キャプチャーしたものです。↓↓
そして下のテキストは受信したメール内容をコピペしたものです。(ただしリンクは削除しています)↓↓
Appleをご利用いただきありがとうございますが、アカウント管理チームは最近Appleアカウントの異常な操作を検出しました。アカウントを安全に保ち、盗難などのリスクを防ぐため、アカウント管理チームによってアカウントが停止されています。 注:24時間以内にあなたの情報を更新しない場合、アマゾンアカウントで何ができるか的を絞ってください。 リカバリアカウント なぜこのメールを受け取ったのだろうか? この電子メールは、定期的なセキュリティチェック中に自動的に送信されました。当社はお客様のアカウント情報に完全に満足しておらず、引き続きサービスを継続的にこ利用いただくためにアカウントを更新する必要があります。 今後ともよろしくお願い致します。 Apple サポートセンター
Appleを語った迷惑メールは数多くありますが、メール内容を確認してみると、ところどころ愉快な表現が目立ちますね。
Appleをご利用いただきありがとうございますが、
斬新な表現。
アマゾンアカウントで何ができるか的を絞ってください。
アマゾンアカウントになっちゃってるし。
Appleアカウントじゃないの?
なぜこのメールを受け取ったのだろうか?
あなたが送ってきたからです。
当社はお客様のアカウント情報に完全に満足しておらず、
満足させられなくてごめん。
翻訳ソフトでも使ってるのでしょうか?
何はともあれ、このメールを受信してから24時間以内にアカウント情報を更新しないと、アカウントがリカバリされないみたいです。
そしてリカバリするためにはメール内のリンクをクリックする必要があるようです。
リカバリアカウントのリンク先は?
次はメール内に埋め込まれているテキストリンク「リカバリアカウント」について調べてみます。↓↓
リカバリアカウントには次のURLアドレスが埋め込まれています。↓↓
- http://pdate-security-supprt-appeld.com/
公式っぽく見せたいのでしょうが、ところどころ変なスペルもあり、残念な感じが否めません。
では、このリンクをクリックするとどうなるのか?
実際にクリックしてみることにします。
リンクをクリックした結果、次のページが開かれた
「リカバリアカウント」リンクをクリックしたところ、次のようなページが開かれました。↓↓
Appleの公式サイトによく似たデザインのページが開かれました。
一瞬「これほんもの?」と思ってしまうかもしれませんが、ところどころ不審な部分があります。
URLアドレスが公式ではない
- http://update-security-support-appleid-apple.com/rmd_nid_vcss?__event=login&service_id=M11&return_url=
それっぽい単語を並べていますが、公式のアップルのアドレスとは違います。
ページ内にまともなリンクがひとつもない
下の画像の部分はリンクのように見えますが、実際にはひとつもリンクが埋め込まれていません。↓↓
また次の画像の部分に関してもリンクのように見えますが、実際には「javascript:void();」が埋め込まれているだけです。↓↓
とりあえず言えるのは、安易にリンクをクリックしてはいけません。
絶対にアカウント情報を入力してはいけない
このAppleの公式ページに似せた詐欺ページで一番警戒しなければいけないのが次の部分です。↓↓
今回の迷惑メールの一番の目的は、アカウント情報を騙し取ることです。
もしも操作を誤って、この詐欺ページを開いてしまった場合は、速やかにページを閉じましょう。
まとめ
件名「アラート:あなたのアカウントは閉鎖されます。」という迷惑メールについて調べてみましたが、いかがだったでしょうか?
今回のAppleを騙った迷惑メールは、Appleアカウントを騙し取ることが目的でした。
っていうかほとんどのApple絡みの迷惑メールはアカウント目当てなんですよね。
アカウントを騙し取るまでの手順が少し違うだけで。
今回はウイルスが絡むようなことはありませんでしたが、中には「トロイの木馬」や「ランサムウェア」といったウイルスを感染させてくるケースもあります。
ウイルス対策がなされていなければ、気づかないうちにウイルス感染していた!なんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、まずはしっかりとしたセキュリティーソフトを導入することをおすすめします。
年額数千円程度で3台までの端末を、ウイルス対策だけでなく様々なセキュリティー防護できるのでおすすめです!
では、楽しいネットライフをお過ごしください!
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