2017年9月の太陽フレアは11年ぶりの規模!過去の影響と障害の予想

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速報

2017年9月6日に発生した大規模な太陽フレア。

 

なんでも2006年以来となる大規模なものだそうです。

 

2017年9月8日15時以降から、数日間にわたって通信障害などの影響を引き起こす可能性があるようです。

 

  • 太陽フレアの影響を受けた人工衛星からのGPSの測位誤差の増大
  • スマホの電波障害
  • 誘導電流による電源障害
  • その他人工衛星への直接的な被害(故障、停止など)

 

いろいろと取り沙汰されていますが、実際のところはどうなのか?

 

過去に発生した太陽フレアの影響などを参考にして、予想してみたいと思います。

 

気になる方は記事本文をチェックしてくださいね!

 

 

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太陽フレアの過去の影響は?

 

 

太陽フレアがどのような影響を及ぼすのか?

 

実際に過去に発生した事例について順番に挙げていきましょう。

 

1989年 カナダで大規模な停電

 

 

1989年3月に発生した太陽フレアでは、カナダのケベック州で600万世帯にも及ぶ、大規模な停電が発生しました。

 

太陽フレアによる地磁気の乱れによって発生した誘導電流が、送電線などのパイプラインに流れた結果、大規模な停電を引き起こす結果となってしまいました。

 

1997年 アメリカの人工衛星が完全に停止

 

 

1997年1月に発生した太陽フレアによってアメリカの人工衛星が停止、数百万世帯にもわたってサービスが中断されました。

 

その事故が発生してから6日後には、その衛星が完全に停止する事態に。

 

なお太陽フレアが発生したのは、事故が発生する2日前だったそうです。

 

2003年 日本の人工衛星が故障

 

 

2003年10月に発生した太陽フレア【ハロウィーン・スーパーストーム(halloween solar superstoems)】によってオーロラ活動が活発化。

 

太陽フレアによって発生した電子ビームによって、帯電状態となった日本の極軌道の低高度衛星が、激しいオーロラ活動をきっかけとして閾値(しきいち)を超える放電が発生。

 

その放電によって人工衛星の太陽電池や機器が破壊され、とうとう完全停止してしまいました。

 

ほかにもいくつかの世界の人工衛星が故障したそうです。

 

 

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今回の太陽フレアで起こりうる影響は?

 

 

今回(2017年9月6日)発生した強力な太陽フレアは、2017年9月8日15時ごろから約2日間の時間差で影響が出始めるとのこと。

 

およそ数日間にわたって影響が出ることが考えられるそうです。

 

では、実際に起こりうる影響には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

GPSが正常に働かなくなる

 

 

太陽フレアで真っ先に影響を受けるのは人工衛星です。

 

その人工衛星が提供するサービスの代表的なものに「GPS」がありますよね。

 

今回の太陽フレアによって、GPSがおよそ数日間にわたって正常に動作しなくなる恐れがあります。

 

特にGPSの誤差が増大することが予想されています。

 

GPS機能を利用したスマホのアプリなんかは、もろに影響を受けそうですよね。

 

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2017年9月8日15時以降からの数日間は、これらアプリ使用時には十分に気をつける必要がありますね。

 

スマホなどの無線端末の通信障害

 

 

太陽フレアによる影響はGPSだけではなく、電磁波による影響も考えられます。

 

一番影響が出ると予想されているのが、やっぱりスマホですね。

 

今回のような大規模な太陽フレアは2006年以来、約11年ぶりとなります。

 

11年前には、まだスマホが普及しておらず、ガラケーこと普通の携帯電話が主流でした。

 

それに比べて2017年9月現在では、メインの携帯端末はほぼスマホに置き換わっており、無線通信のトラフィックも比べ物にならないくらい増大しています。

 

過去に類を見ないほどの影響を及ぼす可能性だって十分に考えられます。

 

2017年9月8日15時以降からの数日間は、スマホ使用時に十分注意したほうがいいでしょうね。

 

誘導電流発生にともなう電源障害

 

 

太陽フレアによる影響で、過去に発生したような大規模な誘導電流が発生する可能性も考えられます。

 

1989年に発生したカナダのケベック州の大規模停電のようなことが、世界各地で発生するかもしれません。

 

2017年9月8日15時になる前には、少し手を止めて様子をみたほうがいいのかもしれませんね。

 

特に電気が関係する重要な作業は控えたほうがいいでしょう。

 

準天頂衛星システム「みちびき」は大丈夫?

 

出典:http://www.jaxa.jp/projects/sat/qzss/

 

今回の太陽フレアで心配されることの一つに、2017年8月に打ち上げられた「みちびき3号」を含む準天頂衛星システムがあります。

 

「みちびき」シリーズは、日本のGPS機能を強化する目的で打ち上げられた、日本の人工衛星です。

 

2017年10月10日には「みちびき4号」の打ち上げも予定されており、成功すれば2018年からは準天頂衛星システムによる、より精度の高いGPSサービスが開始されます。

 

今回の太陽フレアで、すでに打ち上げられた「みちびき」1号~3号になんらかのトラブルが発生してしまうと、計画を一から見直すことになりかねません。

 

なんとか影響を受けずに生き残って欲しいところですね。

 

 

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まとめ

 

2017年9月6日に発生した太陽フレアによる影響について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

今回発生した太陽フレアは、2006年に発生したとき以来の大規模なものだそうです。

 

しかし2006年時には、太陽フレアによる影響による被害について特別ニュースになった

というようなことはなかったようです。

 

今回もひょっとしたら、何も影響が出ない可能性もあるわけですが、せめて気に留めておくだけでも大分違うのではないでしょうか?

 

何事もないのが一番ですが、しばらくは注意深く過ごしましょう。

 

個人的には「みちびき」がとても心配です。

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