「半沢直樹Ⅱエピソードゼロ」感想!ロスジェネの逆襲に期待大

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ドラマ

ドラマ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」観ましたか?

 

ドラマ「半沢直樹」といえば、「やられたらやり返す。倍返しだ!」がとても印象的ですよね。。

 

そんな半沢のサラリーマンの下剋上的な生き様が視聴者の心を掴み、最終回では瞬間最高視聴率42.2%を叩き出すなど、今思えばとんでもなドラマだったと思います。

 

今回のドラマは「スピンオフ」作品ということで、主人公は半沢直樹ではないわけですが、「倍返し」の精神はしっかりと受け継がれています。

 

というわけで、今回はドラマ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」を視聴した感想について書きますね~。

 

 

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【ロスジェネの逆襲】前日譚

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

今回のドラマ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」は原作でいうところの「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」の前日譚にあたるスピンオフ作品。

 

個人的にはこの「ロスジェネの逆襲」こそがシリーズ最高傑作だと思っています。

 

 

原作の1巻、2巻の半沢直樹ももちろん面白いんですけど、こと3巻の「ロスジェネの逆襲」で見せる半沢の姿はちょっと別格なんですよね。

 

まるでサラリーマンの悟りを開いたかのような超然とした半沢の生き方に、読んでて随分と興奮したものです。

 

今回のエピソードゼロはそんな「ロスジェネの逆襲」に地続きとなるスピンオフ作品ということで、ニュースで知った時からメチャクチャ楽しみにしてたんですよね。

 

 

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若き二人から見た「半沢直樹」像

 

 

今回はスピンオフ作品ということで、半沢直樹(堺雅人)はほとんど登場しません。

 

代わりに主人公の高坂圭(吉沢亮)と浜村瞳(今田美桜)の二人を通じて「半沢直樹」像が浮かび上がる演出となっているんですね。

 

二人は直接的には半沢とは面識がないものの、噂に聞く半沢直樹の人物像に少しずつ影響を受けていくのですが……例の決め台詞が徐々に明かされていく描写に思わずニヤリとしてしまいました。

 

「やられたらやり返す」

「倍返しだ」

 

こういう第三者視点による演出も面白いものですね……と同時に4月からの放送開始へのさらなる期待感が高まります。

 

それに今回登場した高坂と浜村の二人は原作にも全く登場したことがない人物。

 

4月からの本編に逆輸入されるかどうかはわからないけど、是非とも引き続き登場して欲しいものですね。

 

 

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二人の関係性がいい

 

 

高坂(吉沢亮)と浜村(今田美桜)の関係性がよかったですね。

 

二人違う会社ながらも、同じプロジェクトを通じて、少しずつ信頼関係を気づいていく描写は、王道ならではの安定感があったし、なにより「レディK」という占いサイトで密かなつながりを持たせる演出が絶妙だった。

 

占いを通じて対比される、ネガティブな高坂とポジティブな浜村……さらには半沢直樹の生き様が二人に化学反応を起こし、信じ抜く心と「やられたらやり返す。倍返しだ!」の精神が養われる。

 

二人の間で交換されるネズミ型USBメモリもなんだか妙に面白い。

 

今回のお話の中では恋人関係にまでは至りませんでしたが、これは本編でのお楽しみ、というふうに解釈してもいいんですかね?

 

個人的には最後の最後まで、とことん占いを信じ抜く浜村の生き様に畏敬の念すら抱いてしまった。

 

 

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高坂の成長と先輩若本の度量

 

 

高坂(吉沢亮)が少しずつ成長していく過程が良かったですね。

 

高坂は高いプログラミング能力を持つ反面、過去の不幸な出来事のせいで人を信じることが苦手。

 

ある意味、今回のようなプロジェクトのリーダーを務めるには不適格な人物。

 

けれども浜村や若本(吉沢悠)たちとコミュニケーションを重ねながら少しずつ少しずつ成長していくんですね。

 

特に良かったのが高坂と若本が少しずつ分かり合っていくシーンでしょうか。

 

プロジェクトリーダーに抜擢されなかった若本は、最初は嫉妬心から嫌味な言葉を吐き続けるんですけど、徐々に変わっていく高坂の姿に少しずつ理解を示してくれるんですよね。

 

さすが腐っても先輩……ちゃんと人を正当に評価できる度量を持っているんですね。

 

もちろん、過去の不幸な出来事に心の中で折り合いをつけた高坂も素晴らしいのですが。

 

この二人、是非とも4月からの本編でも活躍して欲しいものですね。

 

 

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悪役のパンチが弱い

 

 

今回少し残念だったのが、悪役のパンチの弱さでしょうか。

 

パンチの弱さを補うかのように、むりやり三人一組にした印象が強い……とにかく一人一人が弱すぎる。

 

高坂の大学時代のプログラミング仲間の黒木(北村匠海)はチンピラ風味が強すぎてプログラマーとしての凄みはまるでなし…実際高坂自身も「素人同然」とか言ってたし。

 

ワールドビッグデータの来栖(玉置玲央)も後付け設定でむりやりこじつけた感があった。

 

東京セントラル証券の城崎(緒形直人)も犯行の動機がちょっと弱かったように思う。

 

この三本の矢では、正直なところ相手にとって不足あり……どうしても香川照之の大和田常務がちらついてしまうんですよね…あの土下座には勝てねえ。

 

4月からの続編に期待したいところです。

 

 

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まとめ

 

ドラマ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」を視聴した感想について書きました。

 

2020年4月から放送開始される続編の前日譚ということで、メチャクチャ期待しながら視聴したものの、全体的な印象としてはちょっと微妙だったと思います。

 

とはいえ、続編へのつなぎの役割はしっかりと果たしていましたし、おなじみの劇中曲でちょっとテンションが上がったのもまた事実。

 

本編への逆輸入を期待させるような演出もあって、今はとにかく原作を読み返したい気持ちでいっぱいです。

 

 

以上、ドラマ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」の感想でした!

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