ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」観てますか?
ドラマ「3年A組」は、かねてから教師役をやりたかったという俳優の菅田将暉にあてがきされたドラマオリジナル作品です。
2019年1月6日から放送が開始され、この記事を書いている時点(2019年1月15日)では第2話まで放送済み。
私は録画していた第1話と第2話を立て続けに観たのですが、想像していた以上に消耗してしいまいました。(いろんな意味で)
結論から申し上げると「面白かった」です。
というわけで、今回はドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」第1話と第2話を立て続けに視聴した感想について書きますね~。
第1話の衝撃的な冒頭からのたたみかける展開
第1話の冒頭から、いきなり物語の最終局面のようなシーンから始まり、観ている私が疑問を感じるや否や、そこから先は怒涛のようなたたみかける展開が続きます。
気がつくとドラマ開始から30分以上経過していました。
とにかくドラマが開始されてからのテンポがとても早く、時間が立つのを忘れるくらいで、一言で例えると「ジェットコースター」に乗っているような感覚でした。
つかみはオッケー
ダイ・ハードのテロリストのような手際の良さ
ドラマ「3年A組」では、菅田将暉演じる主人公・柊一颯(ひいらぎ いぶき)が29人の生徒を人質にとり教室に立てこもるのですが、この計画を実行するにあたり半年もの時間をかけて入念に準備をしていたとのこと。
実際に計画を実行し「3年A組」の生徒達を人質に取るまでの一連の流れは、単独での犯行にもかかわらず、まるでダイ・ハードのテロリスト達が見せるような手際の良さです。
- 学校のいたるところに爆弾、監視カメラ、センサーなどが仕込まれている
- 教室の扉は特殊な鍵で開けることができない
- 窓ガラスはすべて強化ガラスの上、外からは中が見えないマジックミラーとなっている
- 建物の一部を爆弾で破壊することにより、教室から外へ脱出することは不可能
- 生徒が持っている通信機器(スマホ、タブレット、PCなど)はすべて没収
半年間の準備は伊達じゃありません。
さらには柊本人の身体能力も高く、生徒たちが複数人で襲いかかってもかなわないなど、まるでスキがない。
普段は「雑魚キャラ」として生徒たちにバカにされていた柊。
生徒達を人質にとってからは、得体の知れない「テロリスト」へと変貌します。
柊の目的は自殺した生徒のため
柊が担任を持つきっかけになったのは、半年前に起きた「景山澪奈の自殺」。
水泳部のエースでオリンピック代表候補になるほどの彼女がなぜ自殺することになったのか?
柊は「景山澪奈」の自殺した原因を究明するために生徒達を人質に取ったんですね。
柊の課題に正解しなかった場合、生徒が一人死ぬ
柊は「景山澪奈」ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」が自殺した原因は、3年A組のクラス内にあると断定。
その原因となった人物を特定するために、生徒たちに課題を課します。
その課題に正解しなければ、生徒が一人死ぬ。
絶対に逃げられず、絶対に逆らえない。
答えないという選択肢はだれか一人の死を意味する。
この状況、現実にあれば想像を絶するようなシチュエーションですが、テレビで観ている分には面白い。
生徒達の醜い人間模様が浮き彫りに
柊に人質に取られた3年A組の生徒達は、この理不尽な課題に答えることを良しとせず、なんとか逃げ出そうとしたり、反撃を試みますがどれも失敗に終わります。
柊は「景山澪奈」の自殺について、生徒たちに真剣に向き合わせようとしているのでしょうが、「自分さえ助かればいい」という3年A組の生徒達にはその意図は伝わらず、逆に生徒達の醜い人間模様が浮き彫りになります。
これはあくまでもドラマなのですが、実際にこのような状況が起きた場合、やはり同じような様相を呈するような気がします。
この醜い人間模様、観ていて気分が悪くなると同時に、妙な爽快感がわいてくるのが不思議。
不謹慎だけど菅田将暉演じる柊がとにかく痛快
ドラマ「3年A組」は、とにかく菅田将暉の演じる柊一颯の、善とも悪とも判断しかねる境界スレスレの狂気がとにかく痛快です。
やってることはハッキリ言って間違っているものの、言ってることはとてもよく分かるし納得できる。
一方では、視聴料と称しぜんぶで5000万人いるSNSユーザーから一人100円徴収しようとするなど、不可解な行動も見せます。
先々の展開を読み切り、警察さえも手球に取り、状況を完全にコントロールする計算高さと、襲いかかってきた生徒達を軽くあしらう強さを併せ持つなど、柊は予想を超える能力を持つ人間であることに間違いありません。
話が進むことに新たな謎も増えていくという展開も目が離せません。
でも一番目が離せないのはやっぱり柊、というか菅田将暉でしょう。
今回の菅田将暉
今まで見た作品の中で一番痛快ですね
まとめ
ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」第1話と第2話を立て続けに視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
第1話は初回30分拡大放送という長丁場だったものの、すぐさま録画していた第2話を立て続けに視聴してしまいました。
ドラマ「3年A組」は、菅田将暉の狂気スレスレの演技、生徒達の人間模様の描写に加え、徐々に明かされていく謎と新たに生まれる謎といったサスペンス要素もたくみに織り込まれており、ほんとうに見応えがありますね。
それほど期待していた作品ではなかったのですが、これはうれしい誤算です。
このドラマを見逃すのはもったいない。
ドラマ「3年A組」を見逃してしまった方は早めに「Hulu」で見逃し視聴しておくことをおすすめしますよ。
以上、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」第1話と第2話の感想でした!
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