「Appleが犯したポリシー」という意味不明な件名のメールを受信したことはありませんか?
差出人情報は次のとおり。↓↓
- 差出人の表示名:Support @Apple.co.jp
- メールアドレス:support-app-mail-japan-id-c-52@japan-id-resolve-issue.com
Appleがポリシーを犯すような悪いことでもしたん?
と思ってメール本文を読んでみたら、私のApple IDがポリシー違反をしたようなことが書いてありました。
そんな訳ないでしょ!
いうまでもありませんが、これはAppleを騙った迷惑メールです!
件名からして思わずズッコケそうな感じがしますが、どんな迷惑メールなのか調べてみました。
件名「Apple が犯したポリシー」はどんなメール?
下の画像は実際に受信したメールを画面キャプチャーしたものです。↓↓
そして、下のテキストは実際に受信したメール内容をそのままコピペしたものになります。↓↓
A70P38P85L61E70 ID
あなたの App26135l68084e ID は、いくつかの違反したポリシーのために無効になります
日時:
ケースID:
2018 年 5 月 21 日 06:16 AM JST
ID-66574618
お客様のアカウント情報の一部のデータが無効で、確認されていないようです。
App26135l68084e IDアカウントを引き続き使用するためには、アカウント情報を確認する必要があります。
アカウントを元に戻すには、添付ファイル(P40D8534F)を開き、ファイルを保存してからウェブブラウザで開きます。無効になったアカウントは、電子メール、連絡先、写真、およびAppl68084eに保存されている他のデータとともに削除されるため、すぐにこれを行う必要があります。
24時間以内にお客様からの返信がない場合、お客様のアカウントは無効になります
誠実に、
Appl68084e サポート
Copyright © 2018 A34p13p97l43e43 Inc. すべての権利を保有.
Appleを騙った迷惑メールによくあるお決まりの文面となっていますね。
いつもいつも本当にごくろうさんです。
今回のメールは本文内にリンクなどは埋め込まれておらず、代わりにPDFファイルが添付されています。↓↓
メール本文には次のように書かれています。↓↓
アカウントを元に戻すには、添付ファイル(P40D8534F)を開き、ファイルを保存してからウェブブラウザで開きます。無効になったアカウントは、電子メール、連絡先、写真、およびAppl68084eに保存されている他のデータとともに削除されるため、すぐにこれを行う必要があります。
24時間以内にお客様からの返信がない場合、お客様のアカウントは無効になります
というわけで、アカウントを無効にしないためには、添付されているPDFファイルをダウンロードするしかないようですね。
まったく迷惑なメールだ。
添付ファイル「Apple-ID-66525511412552909092.pdf」
下の画像は添付されていたPDFファイル「Apple-ID-66525511412552909092」を画面キャプチャーしたものです。↓↓
そして下のテキストはPDFファイルの内容を書き出したものです。↓↓
親愛なるクライアント、
あなたのApple ID は、いくつかの違反したポリシーのために無効になります。
日時 :2018年5月21日 06:13 JST
ケースID :ID-6652147
お客様のアカウント情報が無効で、確認されていないようです。
お客様のApple IDは一時的に無効になります。返信が届くまでは、アカウントを復旧するためにはできるだけ早急に署名して確認する必要があります。無効になったアカウントは最終的に電子メール、iCloudなどで削除されるため、Appleに保存されているデータ。
下記のリンクをクリックしてください:
ここをクリック
敬具
Appleサポート
このPDFファイル内に埋め込まれているリンクは次の1ヶ所だけです。↓↓
リンク先のURLは次のとおりです。↓↓
- http://bpl.kr/3k8
怪しげなリンクURLですね~。
クリックするとどんなページが表示されるのでしょうか?
ページを開くとウイルス感染するよ!
PDF内のリンクをクリックすると、次のURLアドレスにリダイレクトされます。↓↓
- https://secure.appleid.apple.com-restore-japan-id-issue-665.com/
どのようなページが開かれるのか?
楽しみにしていましたが、残念ながら愉快なページが開かれることはありませんでした。↓↓
その代わりといっては何ですが、ウイルス感染のプレゼントがありました。
セキュリティーソフトによって防護されているのでまったく問題はなかったものの、もしもセキュリティー対策ができていない状態だったら、確実に感染していたことでしょう。
今回のような手法でウイルス感染させるケースで、いちばん多いのが「トロイの木馬」ウイルスです。
トロイの木馬ウイルスに感染すると、パソコン内の個人情報を盗み出されたり、特定のサイトに誘導されてしまう、といった被害を受けることがあります。
そして感染している本人は気づかない。
実際に被害が出てからはじめて疑い始める、といったことになりかねません。
そういう事態に陥らないためにも、まずは最低限の対策としてセキュリティーソフトだけは入れておきたいものです。
まとめ
Appleを騙った迷惑メール「Appleが犯したポリシー」について調べてみましたが、いかがだったでしょうか?
今回の迷惑メールは特定のページに誘導し、ウイルスに感染させて個人情報を盗み出すことが目的だったようです。
迷惑メールとしては、はっきり言って完成度が低いものとなっていますが、ウイルス感染が絡んでくる場合は、こんな稚拙な迷惑メールでも油断はできません。
中には本物と区別がつかないような完成度の高い迷惑メールもあります。
そんなときは自分で判断しきれないところもありますので、しっかりとしたセキュリティーソフトを導入していれば安心です。
こんなくだらない迷惑メールに悩まされるのは時間の無駄ですからね。
では、楽しいネットライフをお互い過ごしましょう!
コメント