件名「【重要】UCカードご利用確認」というメールを受信したことはありませんか?
差出人情報は次のとおり↓↓
- 差出人の表示名:アットユーネット
- メールアドレス:wtctm@mail.uccard.co.jp
表示名「アットユーネット」もメールアドレスのドメイン「uccard.co.jp」も公式のそれと同じものになっていますよね?
だからといって安心はできません。
表示名やメールアドレスは簡単に偽装できることから、あくまでも判断材料の一つにしかならないんですよね。
今回こうしてこのメールを取り上げた、ということは……もちろん迷惑メールだから。
というわけで、今回はUCカードを騙った迷惑メール「【重要】UCカードご利用確認」について書いていきますね~。
件名「【重要】UCカードご利用確認」はどんなメール?
下記は実際に受信した迷惑メールを画面キャプチャーしたものになります↓↓
いつもアットユーネット!をご利用いただきありがとうございます。
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UCカードをご利用のお客さま
利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい▼ご利用確認はこちら
https://api.saisoncard.co.jp.ztstart.com/
弊社は、インターネット上の不正行為の防止・抑制の観点からサイトとしての信頼性・正当性を高めるため━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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※本メールアドレスは配信専用のため、ご質問・ご依頼などにお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
※メールに関する各種お手続き方法につきましては、以下をご確認ください。
https://api.saisoncard.co.jp.ztstart.com/=======================
株式会社 クレディセゾン
〒170-6073 東京都豊島区東池袋3-1-1
メール内の文章はところどころ変な部分が見受けられますが、それ以外は日本語として概ね問題ない内容になっているように思われます。
というか、そもそも書かれている内容自体が通常ありえない状況のものとなっているため、受信した人も「は?」と疑問の声を上げることでしょう。
それに「UCカード」や「アットユーネット」を利用していない人が受信するケースのほうが圧倒的に多いでしょうね。
かくいう私もUCカードの利用はなく、こんなメールを受信したところで特に思うこともございません。
この手のメールのお決まりのパターンとして、メール内のリンクがあります。
受信者の不安を煽り、メール内のリンクをクリックさせる……ほぼすべてのメールがこのパターンを踏襲しているといってもいいでしょう。
では、このメール内のリンクについて見ていきましょう。
リンクは2箇所。どちらも同じURL
この迷惑メールに埋め込まれているリンクは全部で2箇所あります↓↓
2箇所のリンクはどちらも同じで、表示しているテキストと実際のURLも一致したものとなっています↓↓
- https://api.saisoncard.co.jp.ztstart.com/
ドメイン「saisoncard.co.jp」と見せかけて、実際のドメインは「ztstart.com」となっており、UCカードとはなんの関係もないのがわかりますね。
ほとんどの公式メールはメールアドレスのドメインと、リンクのドメインが一致するケースが多いのですが、この手の迷惑メールではメアドとリンクのドメインが一致するケースのほうが逆に珍しかったりするんですよね。
今回の迷惑メールも例にもれずドメインは一致せず。
そしてリンクの先には公式を模倣した詐欺サイトが用意されているのですが……今回のリンクはクリックしてもどこにもつながることはありませんでした。
とても残念です。
ちなみに今回の迷惑メール……送信元国は珍しく日本でした↓↓
まとめ
今回はUCカードを騙った迷惑メール「【重要】UCカードご利用確認」について書きました。
UCカード関連の迷惑メールは、公式サイトでも注意喚起されているように、かなりバリエーションが豊富にあるようです。
この手の迷惑メールは虚偽の内容で受信者の不安を煽り、迷惑メール内のリンクをクリックさせ、ジャンプした先の詐欺サイトで個人情報の入力を促すケースが王道です。
今回は残念ながら詐欺サイトの発見には至りませんでしたが、おそらくは同じ手口のものと思われます。
この手の迷惑メールは本当に尽きることがありませんよね……。
みなさんもくれぐれも迷惑メールには注意してくださいね~。
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