件名「[アカウントロック]Amazon.co.jp にご登録のアカウント（名前、パスワード、その他個人情報）の確認」というメールを受信したことはありませんか？
[アカウントロック]という文字を見ると一瞬「ドキッ」としてしまいますよね。
そんな「ドキッ」とするメールの差出人情報は次のとおり。↓↓
- 差出人の表示名：Amazon.co.jp
- メールアドレス：prime@amazon.co.jp
メール情報だけでは本物か偽物か見分けがつかん…。
しかし、これは間違いなくAmazonを騙った迷惑メール。
というわけで、今回は件名「[アカウントロック]Amazon.co.jp にご登録のアカウント（名前、パスワード、その他個人情報）の確認」というメールについて調べてみました。
件名「[アカウントロック]Amazon.co.jp …」はどんなメール？
下の画像は実際に受信したメールを画面キャプチャーしたものになります。↓↓
そして、下のテキストはメール本文の内容をコピペしたものになります。（ただしリンクは削除してます）↓↓
Amazon お客様 残念ながら、あなたのアカウント
Amazon を更新できませんでした。
これは、カードが期限切れになったか。請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するためAmazon 情報を確認する必要?ェあります。今アカウントを確認できます。
Amazon ログイン なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします。パスワードを変更した覚えがない場合は、至急(03)-5757-5252までお電話ください。
お知らせ:
- パスワードは誰にも教えないでください。
- 個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
- オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
どうぞよろしくお願いいたします。 >
Amazon
ちなみに私にはアカウントをロックされるような心当たりは一切ありません。
メールに書かれているようなカードの期限切れもないし、請求先住所も変更もなし。
何もしていないのに、今更アカウント情報の一部が間違うようなことは考えにくい。
あるとしたら第三者による不正アクセスですが、特に購入履歴やクレジットカードの利用履歴も異常なし。
アカウントをロックさせないためだといって、メール内のリンクを踏ませるのはこの手の迷惑メールのよくある手口ですね。
しかも「24時間以内」という煽りつき。
ご丁寧に連絡先の電話番号（03-5757-5252）まで記載されてるし。
「Amazon 情報を確認する必要?ェ」という誤字がなければ、今回の迷惑メールはそれなりに頑張ってると言えなくもないですね。
リンク先は巧妙なフィッシング詐欺ページだった
メール内には「Amazon ログイン」というリンクが一箇所だけ埋め込まれています。
受信者の不安を煽り、メール内のリンクをクリックさせ、リンク先のサイトで個人情報を盗み出す。
アカウント絡みの迷惑メールの常套手段ですが、今回のリンク先ページは思っていた以上の作り込みを見せてくれました。
順番に見ていきましょう。
まずはメール内のリンクをクリック。↓↓
するとAmazonの公式ページそっくりのログイン画面が表示されます。↓↓
適当なログインIDとパスワードを入力してログインすると、今度は「お支払い方法を更新してください！」という画面が表示されます。↓↓
「続ける」をクリックすると「請求先住所」と「クレジットカード情報」の入力画面になります。↓↓
請求先住所
クレジットカード情報
クレジットカード情報キタ！
この画面で入力させることこそが今回の迷惑メールの真の目的。
だから私は情報を入力した。
ウソの情報を。
請求先住所（ウソ）とクレジットカード情報（ウソ）を入力して続けるを押すと、次の画面でねぎらいの言葉をいただけます。↓↓
「おめでとう！」
今回の迷惑メールの送り主はずいぶんと丁寧な仕事をするものです。
ちなみに「完了」をクリックした先は「本物」のAmazonのページとなっており、なかなかキレイな着地をするものですから質が悪い。
人によっては最後まで入力した後も騙されたことに気づかないかもしれませんね。
危険だ…！
まとめ
件名「[アカウントロック]Amazon.co.jp にご登録のアカウント（名前、パスワード、その他個人情報）の確認」という迷惑メールについて調べてみましたが、いかがだったでしょうか？
今回の迷惑メールは、
- アカウントがロックするぞ～と受信者の不安を煽り、
- メール内のリンクのクリックを促し、
- リンク先ページでクレジットカード情報を入力させる
というよくあるパターンのものでした。
しかし、メールの差出人情報は公式っぽいですし、リンク先のサイトもよく作り込まれていて、最後は本物のAmazonページに飛ばすなど、人によってはまったく気づかない可能性もあり、とても危険です。
とはいっても、今回の場合はセキュリティソフトが入っていれば迷惑メールフィルタでブロックできますし、仮にメールのリンクをクリックしたとしても詐欺サイトへの接続も遮断してくれるので安心です。
迷惑メールにはくれぐれも注意しましょうね～。
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