2017年9月9日に北朝鮮ICBM発射の可能性!標的はグアムか?

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速報

北朝鮮の建国記念日にあたる9月9日にICBMを発射する可能性が浮上しています。

 

  • 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)
  • 中距離弾道ミサイル「火星12」
  • 大陸間弾道ミサイル「火星14」(ICBM)

 

これらの中~長距離弾道級ミサイルを「通常角度」で発射する可能性があるそうです。

 

今までは飛距離が出ない「高角発射」されていましたが、今回は通常の飛距離が出る「通常角度」で発射される可能性が高いと予想されています。

 

そして標的となるのは「グアム」付近との話も出ているようです。

 

 

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通常角度で発射されたICBMの射程は?

 

 

ICBMは「大陸間弾道ミサイル」と呼ばれ、射程距離が5500km以上のものを指します。

 

これまでは高角発射されていたため、そこまで長距離の飛行実績はありませんが、通常角度で発射された場合、最低でも5500km以上の距離が射程圏内に入ってしまうんですね。

 

ICBMの射程は通常だと8000km~10000km程度となっていますが、北朝鮮が保有するICBMの射程は推測6700km程度といわれています。

 

6700kmだとアメリカの主要都市までは届かないものの、アラスカ全域が射程圏内に入るというじゃありませんか!

 

北朝鮮の今後の開発次第では、10000kmを超える射程のICBMが保有される可能性も十分に考えられますね。

 

 

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すでに日本には対抗する手段がない

 

 

ICBMはアメリカを射程に入れることを目的としています。

 

日本に関しては過去に発射実験されたノドン(射程1,300km)やテポドン(射程1,500km)によってすでに射程圏内に収められています。

 

それら準中距離級弾道ミサイルは北朝鮮国内において、既に200~300基以上が配備されており、もはや日本には為す術がない状態となっているんですね。

 

もはや日本は眼中にないのかもしれません。

 

ミサイルを発射前に無力化することができない状況

 

 

通常、これらのミサイルの脅威から防衛するためには、やられる前にやる。

 

つまり「先制攻撃」が一番有効な手段なのですが、北朝鮮に配備しているノドンは、配備の方法(移動式、山中に配備)や配備数が多いことから、すべてを同時に無力化することは実質不可能となっています。

 

ミサイル迎撃も不可

 

 

北朝鮮から発射されたミサイルを迎撃すればいいんじゃないか?

 

と都合よく考えたいところですが・・・。

 

政府発表では「ミサイル迎撃は可能」とありますが、実際には「ミサイル迎撃は不可能」な状況となっています。

 

ミサイルを迎撃するためには、発射元をいち早く特定しなければなりません。

 

その発射元を特定するためには、200~300基以上あるミサイルのすべての場所を監視し続ける必要があるのですが、それは現実的ではありません。

 

監視ができなければ、飛んでくるミサイルの軌道計算もできないわけですから、結局迎撃は不可能、ということになります。

 

同時に多数発射されたらどうしようもない

 

 

かりに全ての発射元を監視できたとしても、すべての発射台から同時にミサイル攻撃されてしまうと、もうお手上げです。

 

  • 日本の海上に3隻配備しているイージス艦には「SM3」と呼ばれる射程500kmの迎撃ミサイルが1隻につき90発搭載されています。
  • 一方、地上には「PAC3」と呼ばれる迎撃システムがあるのですが、射程は10~20km、1基につき最大16発までの迎撃ミサイルが搭載されています。
  • 「PAC3」は合計32基、16ヶ所に配備されているのみ。

 

まず、射程500kmの「SM3」で1次迎撃を行い、射程10~20kmの「PAC3」で残りを迎撃、ということになっていますが・・・。

 

一斉に発射された200~300基ものノドンやテポドンを、すべて「欠片も残さず」で撃ち落とすことなんてことはまず無理でしょうね。

 

 

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日本が生き残るためには?

 

 

では日本が生き残るためにはどうすればいいのか?

 

  • 北朝鮮の核保有を認めてアメリカとの間を取り持つのか?
  • それとも今まで通り同じくアメリカと協調して北朝鮮に圧力をかけ続けるのか?

 

個人的には今までのように圧力をかけ続ける方法は、北朝鮮の兵器開発が進んだ今となってはもはや通用しないのではないでしょうか。

 

まずは北朝鮮とアメリカ間での協議を粘り強く行う方向で、日本がうまく舵取りしていかないと生き残れないのでは?と強く感じる今日このごろです。

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